あの７人は、ただ今私の管理下にあります！！２

色気と香り ページ12

Aさんsaid









A「よし、はいお魚」









藤「おっ、うまそー」









玉「Aちゃんが作るやつ全部美味しいよね」









…おだてても何も出ないからな。









横「…うん、おいしい。味も好みだなぁ」









藤「渉がここまで何も言わないのもすごいよね」









玉「うん、わったーって料理番組とか見てもたまになんか言ってるもんね」









A「渉さんって、お料理得意なの？」









藤「うん、ジャニーズにしてはね」









玉「なんか普通じゃ知らない料理単語とか知ってるw」









へえ、じゃあ今度何かレシピでも聞いてみようかな。









横「いやいや、言い過ぎ。絶対Aちゃんには劣るからw」









A「え、私もそこまでお料理上手くないですよ」









横「何言ってんの。味噌汁も、これ絶対出汁からやってるでしょ」









玉「漬物も、味めっちゃ染みてるしね〜。うまっ」









藤「そんな謙虚にこなくても、じゅーぶん美味しいよ」









褒められすぎて、いたたまれない…









と、とりあえず適当に理由つけてここから脱出しよう…！









A「ありがとうございます、そういえばお風呂の掃除がまだだったんでしたー」









やべ、ちょっと演技がかった…？









玉「え、照れてんの」









藤「あんまり顔に出ないな〜とは思ってたけど、口に出るとはな」









横「焦って、すごく早口だったよw」









見抜かれている…









A「っ！で、では…」









玉「んふっ、ちょー早歩きw」









藤「Aちゃんは焦るとスピードが上がるっぽいね…」









横「そこは気づかないふりしてあげるのが大人なんだけどw」









はあっ、恥ずかしい！









もともと感情が表に出るような人間ではなかったはずなのに…









彼らと出会ってから、ちょっと調子が狂う。









こんなの、あの時ぶりじゃないか。









…だめだ。何考えてるの。









忘れるって決めたんだから。









もう二度と会わないと、言われたんだから。









でももう、思い出すことも少なくなるだろう。









だって









藤「あー、そーいえばAちゃん敬語戻ってた！」









玉「確かに！」









横「それくらい勘弁してあげなw」









彼らが、いるんだから。

　

　

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