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○24○ ページ25







俊哉said









高嗣…









宮「…玉森さん」









玉「はい」









宮「高嗣の…告別式のあと、手術いいですか…」









玉「…はい」









宮「…」









もう、泣きそうで部屋を出た。









ガチャッ









北「ぁっ…!」









なんだよ…









まだ、いたのかよ…!









北「あの、俊哉さ「やめろっ」いたっ…」









横「あっ…」









頬をぶった。









宮「もう…高嗣、いないんだよ…」









北「…ぇ」









横「え…」









宮「だから…もう近づかないでくれ!」









北「…」









彼のことは、一生許せないと思う。









あのとき助けてくれれば









もしかしたら結果は変わらないのかもしれないけど、そう思わずにはいられなかった。









 






 









 









 
 




 




ーーー目の手術から一ヶ月









正「よう、俊哉」









そんな感じで軽く現れた正広さん。









今、俺はいろんなものを見てる。









正「これ、もらってくれ」









宮「…?あ、子犬じゃないですか!」









緑色のリボンのついた子犬。



















正「もらってくれる?」









宮「…はい」









俺は思う。









俺の一部に、高嗣がいて









高嗣と一緒に、いろんなものを見ているんだと。









正広くんが帰ったあと









宮「…ありがとな」









ひとり呟く。









いや、つぶやいたわけじゃない。









子犬に言ったんだ。









宮「ありがとう、ありがとう…っ」









あの時、言えなかった言葉。









子犬はキョトンとしてるけど俺はなんとなくわかった気がした。









君が、俺の大切な人なのかな。









宮「…名前、どうしよっかな」









もう、決めた。









これからは君と、生きる。







 




ーーー終わりーーー



 









 









ここまで呼んでくださった方、ありがとうございました!




 

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とも(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月7日 22時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月7日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:苺パンダ | 作成日時:2020年5月7日 0時

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