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○16○ ページ17

俊哉said









健永が相談する、といって帰ってきた。









千「戻った!」









宮「健永」









千「相談するって言ってた人、連れてきた…」









玉「…どうも、健永の友達で医者の玉森です」









藤「介護ヘルパーやってます、藤ヶ谷です」









新しい声。









健永の友達。









玉森さんと藤ヶ谷さん。









きっと優しい人だろう。









宮「俊哉、です。ここに寝てるのが高嗣…」









玉「はい、話は聞きました。…俊哉さん」









玉森さんが近くに来た気配。









宮「はい…」









玉「もう、健永には話したんですが」









宮「…」









玉「高嗣さんを家に、連れて帰りましょう」









え…?









宮「…っ、でも。なにか、あったとき…」









玉「おれが。すぐ駆けつけます」









藤「俺も行きます」









宮「…」









力強い、声だった。









どんな顔をして話しているのかは、わからない。









でも、安心できた。









千「俊哉、すぐ連絡とか難しいでしょ?」









あ、そうだ。









目が見えないから、携帯とか難しい。









しかも、すぐ高嗣の異変に気付けるかも…









千「だから、俺がそばにいるよ」









宮「え…?」









千「高嗣、寝たきりになるだろうし。俊哉のサポートもいるでしょ」









千「俊哉の家、泊めて。たかしに何かあったら、すぐ玉森に連絡できるから」



















玉「健永から連絡受ければ、すぐ」









藤「…」









人との関わりを









ここまで感謝したことがあっただろうか。









ありがとう。









宮「おねがいします…」









ほんとうに









ありがとう。

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とも(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月7日 22時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年5月7日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:苺パンダ | 作成日時:2020年5月7日 0時

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