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生活費をもらいます。 ページ33

ただいま









そう聞こえたのはもう遅い時間。









2日目にしていろんなことが起こった。









でも、あの後全員が仕事に行き、全員が帰ってきた。









お腹すいた〜と、私の作ったご飯をとても美味しそうに食べて。









美味しかったよと言ってくれる。









それが、ものすごく怖いものに感じた。









嬉しいはずのものが、怖かった。









でも、それも一瞬で。









二「A?どうしたの?なんか悪い?」









A「いえ、平気です。二階堂くん、髪の毛しっかり乾かしてください」









二「えー、自然乾燥!」









A「ダメです。乾かしてください」









二「ちぇー!」









そんな会話が交われば、さっきの感情など忘れていた。









A「…」









洗い物しよう。









洗うのは色とりどりの食器。









渉さんと藤ヶ谷さんが仕事終わりに買ってきてくれた。









それぞれのものをメンバーカラーで揃えてある。









キャンディーみたい。









この中に白が混じってる。









私の色。









白。









何も持たない色。









何もできない色。









あとは…









宮「Aちゃん?」









はっ!









A「あ…なんでしょう」









宮「いや、なんかぼーっとしてたから!大丈夫?」









A「平気です。すみませんでした」









宮「ううん、大丈夫ならいいんだ!」







































…なに。









さっきの、あの気持ちはなに?









蓋をした鍋の中から、何かが溢れてくるみたい。









なんか、いやだ。









さっさと洗い物を済ませ、誰もいない洗面台で顔を洗う。









…お風呂はいって寝よう。









もう他の皆さんは、入ったから。









がっちりお風呂の鍵をかけ、大きいお風呂の中窮屈にお湯に浸っていた。

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作者名:苺パンダ | 作成日時:2020年3月12日 20時

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