生活費をもらいます。 ページ25
藤ヶ谷さんsaid
シャワー浴び終わって、服を着てたら現れたAちゃん。
もうちょっと反応されるかなって思ったんだけど…w
いつもと変わらない顔ですぐにドアを閉めた。
そして聞こえた
A「失礼いたしました」
って言う堅苦しいお言葉。
なにそれw
でも、バタバタっていう早めの足音が聞こえたから、思ったより焦ってんのかな。
かーわい。
服を着終わって、リビングに出るとAちゃんがいない。
どこ行った？
自室かな。
藤「…！？」
水を飲みに行くとうずくまってるAちゃん。
びびった〜。
面白そうだから、後ろから声かけておどろかせちゃお！
そーっと近づいて…
バ！！
藤「うわっ」
いきなり立ち上がった！？
俺の方がびっくりしたんだけど！w
Aちゃんの方は全然驚いてないし。
すげえな、全く表情が読めないw
藤「俺もう仕事行くね」
そうそう、時間やばい。
A「はい、お弁当はそこです。ピンクの…」
うわ、巾着だ！
藤「これ巾着！？てか、メンカラじゃん。ありがとう！」
すごいな。
今日は北山以外お弁当いるって言ってたし、これいちから作ったんだよな。
何時に起きてんの。
A「お仕事がんばってください」
…
…
…
え、なんか新鮮。
心臓の奥がくすぐったい感じ。
藤「うん…がん、ばる」
A「では」
さっさと奥に行くAちゃん。
なんか、寂しい…？
フラれたみたいな。
フラれてないけど。
そもそも告白してないしね。
玉「ん、ガヤ行くの〜？」
藤「うん行く。そうだ、北山に忠告しといて〜」
玉「なにを？」
藤「2人きりになっても、襲うなよって」
玉「…は」
藤「じゃあ行くね〜」
なんか、心に新しい気持ちができたような。
そんな朝。
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作者名：苺パンダ | 作成日時：2020年3月12日 20時
