生活費をもらいます。 ページ14
…
一気に静まり返るリビング。
ああ、やってしまったな。
話を理解している渉さんはまだいい。
でも、仕事仲間に言われて来たらいきなりここに住みませんかって言われるんだよ。
恐怖だわ。
怖くて前しか見れない。
あ、前見てるわ。
玉森くんとバッチリ目が合ってる…
A「っごめ「いいの？」え？」
謝ろうとしたら遮られた。
遮ったのは、玉森さん。
玉「住んでいいの！？」
A「は、はぁ…」
机を挟んで目の前にいた玉森さんが机を超えて至近距離にいる。
玉「飯も、作ってくれるの？」
A「はぃ…」
玉「掃除も？」
A「はい…」
玉「風呂も沸かしてくれんの？」
A「はい」
玉「お弁当も？」
A「はい」
玉「髪も、乾かしてくれるの？」
A「はい………は？」
玉「んふっ、引っかかった」
び、びびった。
髪を乾かすなんて、美容師じゃないんだから。
玉「じゃあ、俺住む」
…え
A「え？」
玉「えぇ？Aちゃんが言ったんじゃん」
A「あ、はい…」
玉「生活費も払うし、決定ね？宮田はどうするの？」
決まってしまった。
玉森さんがここに住むことが決まった。
宮「タマが住むなら俺も住みたい！いい？」
次は宮田さん…！？
A「っどうぞ…」
宮「やった〜！タマ、一緒だね！」
玉「ちょ、キモい」
宮「ええ〜！？」
相変わらず辛辣だな、玉森さん。
藤「俺も住もうかなぁ」
藤ヶ谷さんも…？
藤「Aちゃんが面倒見てくれるんでしょ？」
！？
その言い方っ…
藤「ははっ、冗談！ここ、気に入ったんだ。俺もいい？」
A「もちろんです…」
冗談って…
二「みんな住むの！？えぇ…」
うん、それが普通の反応な気がする。
千「俺も、住みたい！」
二「千賀も！？…じゃあ俺も！！」
二階堂くんと千賀くんもか。
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作者名：苺パンダ | 作成日時：2020年3月12日 20時
