生活費をもらいます。 ページ1
あまり人気のつかないような場所にある豪邸。
ここに住む人たちはとても忙しい。
今日も賑やかである。
コンコン♩
A「渉さん、渉さん。5時30分です」
ガチャ
横「おはよう、Aちゃん。今日もありがとう」
A「いえ、朝ごはんできてますよ」
横「ありがとう」
私の名前は九条A。
この豪邸、九条家の持ち主。
先祖から受け継がれているこの家。
そんな家を、まだ26歳の私がなぜ持っているのかというと、親がもうこの世にいないから。
私には兄がいるが、この家を持つことに興味が全然ないらしく、一人暮らしをエンジョイしている。
ちくしょう。私もこんなバカでかい家なんていいから一人暮らしがしたかった。
でも、この家を放置するわけにもいかない。
おっと、次起こさなきゃ。
コンコン♩
A「二階堂くん、二階堂くん。起きてください」
ガチャ
二「もう朝…？つか、高嗣でいいって」
A「いえ、それはちょっと。朝ごはん、下にありますよ」
二「つれねえなあ！」
あ、起こしてくれてサンキュー！
そう言いながらドカドカ階段を下がっていく二階堂くん。
私と二階堂くんは赤の他人だ。
もちろんさっきいた渉さんとも。
はい、次。
A「宮田さん、宮田さん。朝です」
宮「はーい！」
ドアの向こうから返事が返ってくる。
声がハッキリしてるし、起きてたのかな。
A「朝ごはん、下にありますよ」
宮「ありがと〜う」
今日、早めに起きるのはあと1人。
A「千賀くん、千賀くん。起きてください」
ドサッ、ドドドド！
！？
がチャッ！！
千「お、おはよう！」
なんか、怪しい音がしたぞ。
A「おはようございます…あの、大丈夫ですか」
千「え、うん！平気！朝ごはんある？」
A「はい、ありますけど…」
あと、3人いるけどまあ後で。
なんで私がこの人たちと住んでいるのかというと。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺パンダ | 作成日時：2020年3月12日 20時
