生活費をもらいます。 ページ21
いきなりどうしたんだろう。
A「二階堂くん、どうしたんですか」
二「オレね、食器かたずけた!」
食器…
ああ、朝ごはんの…って
A「私がやるからいいですよ」
私の仕事なのに。
二「ええ、だってよこーさんが言ってたもん。Aに頼りっぱなしじゃダメって」
頼る、というかこれが私の仕事なんだけど。
二「だからね、オレかたづけた!」
…
…誇らしげだし、いいか。
A「二階堂くん、ありがとうございます。助かりました」
A「でも、二階堂くんにとって歌うことや踊ることが仕事のように、私にとってはそれが仕事なので、頼りすぎとかそんな風になることはないですよ」
A「だからなんでも言ってください。服のバタンが取れたとか、今日の朝ごはんはこれがいいとか」
二「…」
あれ、なぜにして無言。
二「初めてそんなに話したね」
え、そこ?
結構大事な話したと思うんだけど。
二「うん、わかった!でも、オレもなんかあったら言うからAもなんかあったら言って!」
ん?
二「Aが困ってたらオレなんでも頑張るよ!皿洗いもいつでもするからね!」
じゃあ仕事行ってくるねー!
…
…
…
…なんか心臓に悪いな。
あんまり男の人とか変わってこなかったのに、いきなりこんな大人数と住むから。
いや、頭切り替えよう。
玉森さん起こさなきゃ。
なんか二階堂くんの言葉ってどストレートなんだよな。
…また考えてる。切り替えようよ。
コンコン
A「玉森さん、玉森さん。起きてください」
ガチャ
玉「んはよ」
A「おはようございます、今から朝ごはん作りますから」
玉「ん〜」
まだ眠そうな顔で目をこする玉森さん。
あ、寝癖みっけ。
言っていいものなのか、ダメなのか。
A「あの、玉森さn「あのさー?」え…」
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作者名:苺パンダ | 作成日時:2020年3月12日 20時