初任務 ページ3
『…まだ昼じゃん!?』
昼である。鬼は出てこぬ、そしたら狩れぬ
『少しくらい観光しても良いかな…?』
・
「ねぇ、冨岡さん」
「なんだ」
「新人のAちゃん妙な気配しませんか?」
「確かにするな。」
「あの子になんで姉を殺したのって聞かれたんですけど」
「俺はなぜ、兄を殺したのかって聞かれた」
「あの子はちょっとなんか…鬼の気配はしないけど鬼みたいっていうか…」
「…」
「切っても良いですか?」
「自分で決めろ」
「じゃあお館様に聞いてからでないと…」
・
『くしゅん!』
『あれ…風邪引いたかな…』
『カラス早く夜にしてくれ』
「ムリー!ムリー!」
『そう…流石に無理かぁ…』
日が暮れかけているはやく夜にならないかな
『日は…完全に落ちた…』
『さぁ♪今宵も鬼を助けましょう♪』
「きゃああああああ!いやっ!いやっ!」
『さぁ、そこの鬼さん。あなたにも出来るようなお願いを聞くか、死ぬか、どちらか選んでください』
「はぁ?」
『今のうちにお嬢さんは逃げてください』
「…人の獲物を逃がしておいてお前が言うことなんて聞くわけねーだろ!」
『あなたは人ではないでしょう』
と言うと鬼は襲いかかってきた
『残念』
『血の呼吸 殺目篭』
『さぁ、どうします?今なら間に合うよ』
「わ、わかった!聞くから!」
『ちょろいけど話の聞く子でよかった〜』
『よいしょ』
殺目篭を切った
『嘘をついて抵抗するようなら次は一発で切るから』
「で…お願いってなんだよ…拷問でも受けろってのか?」
『いえ…そうじゃなくて…』
私は人から鬼に戻った
「お…お前鬼じゃないか」
『そう、私は鬼です』
「なんで人に化けてるんだよ」
『お兄ちゃんとの約束を果たすため。理由言ったのでお願いを聞いてもらうね』
「ったく…なんだよ」
『私が今から出すご飯を食べること』
「毒入りか?」
『入れるわけないでしょ』
『通常ならこのお願いを言う前に暴れて切られる子が多いんだけど君はいい子だから美味しいご飯にしてあげる』
荷物から器等を取りだし指をすこし切って血をいれて
『血鬼術・一家団らん』
ほかほかのご飯がでてきた
『さぁ食べて』
「…」
『あ、お箸が無かったねごめんね』
「そうじゃなくてお前は鬼を喰いたいとか思わないのか?」
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ソラ - お館様の一人称は、私ですよ。 (2020年10月31日 0時) (レス) id: 656b92ea12 (このIDを非表示/違反報告)
ジェシカ - こんちゃ〜質問くれ〜 (2019年11月5日 16時) (レス) id: 804cbda88e (このIDを非表示/違反報告)
ケチャップ - 続き嬉しい!!! (2019年11月1日 21時) (レス) id: 7bf493a5f5 (このIDを非表示/違反報告)
かっちゃん - 続き来たのでうれしいです! (2019年10月20日 0時) (レス) id: 7eb86f363f (このIDを非表示/違反報告)
肯定的なトマト - 待ってました (2019年10月19日 22時) (レス) id: f49a58fcbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジェシカ | 作成日時:2019年10月19日 22時