五話 ページ5
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店員「お、お待たせしました…桜餅です。持てる分ずつ運んでいくので、少々お時間かかりますがご了承ください…」
冷や汗だらっだらで桜餅を二十ほど持ってきた店員。極力伊黒さんと目を合わせないようにしていることから、さっきの彼が余程怖かったんだろう。
甘露寺「わぁ!ありがとうございます!」
いただきます!と手を合わせて桜餅を頬張り始める甘露寺さん。
某掃除機のようにものすごい勢いで桜餅が無くなっていく。……え?この時代に掃除機はない?……すまん。
店員が次の二十個を持ってくる頃にはもう既に元のお皿には何も乗っていなかった。
…この様子じゃあおしるこはまだまだ先だな。
『あれ、そう言えば…伊黒さんはいらないんですか?』
伊黒「甘露寺を見ていると腹が膨れる。」
『なるほど』
まぁ確かにそうですね。と俺が言ったところで会話が途切れる
何も話すことはなくなったものの、不思議とあの気まずい雰囲気を感じることはなく、ふわふわとした空間が出来上がっていた。
暫くもぐもぐと桜餅を頬張っていた甘露寺だが、俺たち二人を見て急にはっとした表情になり、
甘露寺「やだ!私ったら…食べすぎちゃったわ!嫌な気分にさせてしまったかしら…」
と眉を下げて俺たちに謝った。
謝る必要は無い、と伊黒さんが間髪入れずにフォローする。
俺もなにか言った方がいいだろう、と口を開く。
『沢山食べる方は可愛らしいので、いいと思います。変だなんて思いません。』
そう言うと、少し顔を赤くして、
甘露寺「二人ともありがとう!」
と言い、またパクパクと桜餅を食べ始めた。
そしてそれを愛しそうに見る伊黒さん。
…えらく和やかで優しい雰囲気だな。
もしかして伊黒さんは甘露寺さんに想いを寄せているのか。
少し気になったがそこを今聞いても失礼だしなぁ、と思い、口に出すのはよした。
店員「あ、あのぅ…おしるこです…」
『……あぁ、どうも。』
やっと俺のおしるこが来たところで、俺は甘露寺さんと伊黒さんから目を離した。
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z56je8gr2kt2i68(プロフ) - Twitter始めたんですね!よかったらフォローしたいので名前を教えていただけたら嬉しいです! (2020年9月1日 9時) (レス) id: afed16b8a6 (このIDを非表示/違反報告)
さねみ推し - 更新早く (2020年5月17日 18時) (レス) id: 71e688f74c (このIDを非表示/違反報告)
はるはるき。(プロフ) - 刀は全長130cmあるのであれば太刀ではなく大太刀ではないでしょうか。 (2020年4月19日 17時) (レス) id: bab7d99f16 (このIDを非表示/違反報告)
そらるな(プロフ) - 初めから見ました。とても面白かったです。更新頑張ってください。 (2020年3月7日 20時) (レス) id: 4a84e506c1 (このIDを非表示/違反報告)
グリとグラ(妹)(プロフ) - 陸奥守吉行って、刀じゃね?確か坂本龍馬の。(アンチっぽいコメントでごめんね。) (2020年2月25日 16時) (レス) id: 2d169db4ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜 | 作成日時:2019年12月9日 21時