かいとくん。２ (ページ1)

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A side

運命の日から数日後のある日、沙希、夏菜、私の3人はカフェにいた

沙希「それでさー、廉がさー」

沙希はさっきから廉がどうのこうの

少しうるさいけど幸せそうで私は嬉しい

夏菜「ほーんと沙希と廉が結ばれてよかった～。改めて本当におめでとね」

沙希「ありがとう～！毎日幸せ！......あっ。」

沙希は、少し焦ったような顔で私を見る

「アハッ！そんなに気使わないでよ～。沙希と廉が結ばれたの、本っっ当に嬉しいんだから」

沙希「A～...。ありがとう...」

夏菜「あんたどこまでも優しくて心配になるよ...。で、これからどうするの？」

うーん、どーしよ(笑)
特に考えてなかったなー

「とりあえず、玄樹さんに連絡する(笑) 結果報告まだしてなかったから」

夏菜「そういうことじゃないのよ！笑 ...まあ、とりあえず今は何も考えないのが一番なのかなぁ...」

こうやって2人に気使わせちゃうの、なんかやだなー

神「夏菜～。迎えに来たぞー」

夏菜「ごめん、じん来たから行くね！バイバイ！...あっ。A！私は味方だからね」

沙希「わー、私も廉から連絡きたから行かなきゃ...。ごめんね！またすぐ会お！」

「んー。いってらっしゃーい。楽しんでね！」

2人は光の速さでいなくなった

1人になった途端、急に寂しさに襲われる

思い出したくないのに、思い出してしまう

あの悪夢を。

そう。

私は海人くんに振られた。