第５１話 ページ16
先生が私たちに話してくれたこと
『人工的に作り出された生物』
ということ。
いや、うん、そんな答え期待してなかったからね？普通に考えればわかるし？
Ｅ組のみんなも思ってたみたいでとくに驚いたりはしていなかった。
ですよね、で？
「知りたいのはその先だよ殺せんせー」
「どうして怒ったの？イトナ君の触手を見て、殺せんせーはどういう理由で生まれてきて…何を思ってＥ組に来たの？」
潮田君が聞いた。今この場にいる全員が思っていることを。
でも、殺せんせーの返答は私が望んだものではなかった。
「殺してみなさい」
今話すのは無意味だと、どうせ地球が爆破されれば全て塵になると。
知りたければ殺せとそういうことですね。
「質問が無ければ今日はここまで。また明日」
はずかしいはずかしいと言いながら殺せんせーは教室から出て行った。
「僕はこれから烏間先生のところに行って暗殺技術を学ぼうと思う」
渚君がいった。
Ｅ組のみんなはそれに賛同して教室を出ていった。
実際Ｅ組全員が言ったかどうかは知らない。寺坂君とか行かなさそう。あっあと業も！
「ん？Aはいかねーの？」
みんなについていこうとしない私を見て、陽斗が近づいてくる。
「私は、いいかな？」
「なんかあんのか？」
「いや、そういうわけじゃないけどさ、私には私のやり方があるから」
「みんなで訓練じゃお前のやり方には合わないの？」
「・・・・・そうだね、訓練もいいけどそれって自分が気付かないうちに相手に合わせようとするじゃん」
「相手に合わせなきゃ連携とれないだろ？」
「私だって連携は重要だと思う。でも、そのためにはもっと個々の実力をあげるべきだよ」
「・・・・・」
陽斗は笑うでもないし、私の意見を否定するでもない。ただ真顔で私を見つめている。
「私、もっと実力をつけたい。放課後は一人で特訓するから、陽斗はみんなと一緒に訓練してきなよ」
「そっか、わかった！でも帰りは一緒に帰ろな！」
「もちろん！私も山の中で個人訓練してるから、１時間くらい経ったらそっち行くよ」
「おう！じゃあ待ってるぜ！」
陽斗は微笑みながら教室を出て行った。
遠くからあれ？坂田さんは？という磯貝君の声が聞こえてくる。
さて、私は私でやりますか！
「少し、お話いいですか？」
私は教室を出て職員室に向かった。
殺せんせーと話をするために
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いずみ(プロフ) - ナミネさん» ありがとうございます！！すごく嬉しいです！私も前原くん大好きです！ (2018年9月23日 21時) (
レス) id: 3b465c9efe (このIDを非表示/違反報告)
ナミネ(プロフ) - 陽斗君がメインの小説見た事なかったので、読みました！お気に入りに入れさせてもらいました！続き気になります！ガンバってください (2018年9月23日 21時) (レス) id: 42a08b050e (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - でるた。さん» 読んで下さりありがとうございます。私も前原くん大好きですよー！あっほんとですね！指摘ありがとうございます (2018年8月22日 22時) (レス) id: 3b465c9efe (このIDを非表示/違反報告)
でるた。(プロフ) - 前原くんの占ツクがなかなか無くて、こんなお話を探していました！私自身前原くんが大好きなので！アニメが終わって、暗殺教室ブームが消えてしまって寂しかったです笑 これからも頑張ってください！(追伸:烏丸じゃなくて、烏間先生だったと思います！) (2018年8月22日 18時) (レス) id: c534404a24 (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - 待ってくださっていたんですか！！ありがとうございます！ (2018年8月5日 12時) (レス) id: 3b465c9efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2018年8月4日 22時
