第４９話 ページ14
「よいしょっ」
イトナ君の上からどく。
「ごめんね？手加減できなかったかも？」
「お、まえ、強いな」
「ありがとう」
「名前を教えてくれ」
「坂田A。放課後の暗殺、楽しみにしてるよ？ま、無理だと思うけど(ﾎﾞｿｯ」
「ああ、放課後、しっかり見ててほしい」
「もちろん。それじゃーね」
イトナ君に手を振ってその場を離れた。
その後、イトナ君が私の名前をつぶやいていたことを私は知る由もない。
それから難なく午後の授業を終え、放課後となった。
まあ、難なくっていうかイトナ君が殺せんせーと似てるところが多すぎて兄弟なのかどうかわからないっていうことはあったけどね。
本当のところは私にもわかるわけない。
ただ、ね？私は兄弟じゃないと思う。特に根拠はないけどさ。
シロさんの合図で暗殺が始まった。
案の定Ｅ組のみんなはイトナ君の触手に目が釘付けだ。
まあ、さすがに驚くよね。私は知ってたから驚かないけどさ。
「触手！？」
とみんなが驚く中、業はイトナ君を鋭い目つきで睨んでいる。冷や汗をかきながらだけどね。
「・・・・・・・こだ」
小さい声で殺せんせーが何かを言った。
「どこでそれを手に入れたッ！！その触手を！！」
顔を真っ黒にして怒っている。
殺せんせーのあんな顔、初めて見たな。
あんなに怒った声も初めて聞いたし、いったい触手というものにはどんな秘密が隠されてるんだろう？
殺せんせーはどうやって生まれたんだ？イトナ君はどうして触手が生えてるの？
謎は深まるばかりだ。。。
「坂田？大丈夫か？」
「へ？」
隣にいた磯貝君に肩を軽くたたかれた。
「いや、すごい険しい顔してたから」
「あっごめんね、心配かけて」
「大丈夫ならいいんだけどな」
「心配してくれてありがと」
「おう！」
ここで考えるのはやめよう。
考えたって答えなんて出るもんじゃないんだしさ、むしろ今考えてもみんなに迷惑をかけるだけだし。
って、あれ？
何あの目つき
その時私はクラスの一人の変化に気づいた。
そう、『茅野カエデ』の変化に。
どうしてあんなに鋭い目をしているんだろう。
殺せんせーが怒ったときに一瞬だけだったけど視線だけで人を殺せるような痛い視線は。
一度瞬きをするといつもの茅野さんの顔に戻っていて、まるで夢だったかのように思う。
いや、でも、あの目つきは本物だ。きっと茅野さんにも何か秘密があるんだ。
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いずみ(プロフ) - ナミネさん» ありがとうございます！！すごく嬉しいです！私も前原くん大好きです！ (2018年9月23日 21時) (
レス) id: 3b465c9efe (このIDを非表示/違反報告)
ナミネ(プロフ) - 陽斗君がメインの小説見た事なかったので、読みました！お気に入りに入れさせてもらいました！続き気になります！ガンバってください (2018年9月23日 21時) (レス) id: 42a08b050e (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - でるた。さん» 読んで下さりありがとうございます。私も前原くん大好きですよー！あっほんとですね！指摘ありがとうございます (2018年8月22日 22時) (レス) id: 3b465c9efe (このIDを非表示/違反報告)
でるた。(プロフ) - 前原くんの占ツクがなかなか無くて、こんなお話を探していました！私自身前原くんが大好きなので！アニメが終わって、暗殺教室ブームが消えてしまって寂しかったです笑 これからも頑張ってください！(追伸:烏丸じゃなくて、烏間先生だったと思います！) (2018年8月22日 18時) (レス) id: c534404a24 (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - 待ってくださっていたんですか！！ありがとうございます！ (2018年8月5日 12時) (レス) id: 3b465c9efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2018年8月4日 22時
