へんたいさん ページ2
▽
廊下の角で異性とぶつかったら、少女漫画のような恋が始まるのだと思っていた。
私は今見知らぬ男子にスカートの中に頭を突っ込まれている。その人はいきなりのハプニングに状況を把握できなかったのか、少しフリーズした後頭を出した。
「……悪い」
「ううん、…大丈夫」
「Aーっ！幻の唐揚げ特盛ランチ売り切れちゃうよ！」
大きな声で訴える友人の姿を見て私はすっくと立ち上がった。
「それはいけない。じゃあまたね、変態さん」
「へん……？」
呼び方に納得しなかったのか眉をひそめる変態さんに背中を向けて、食堂へとひとっ走り。ごめんなさい、貴方の名前知らなかったんです。
まあもう一回会ったとしても変えたりなんかしないけど。
ていうかそんなこと考えてる場合じゃない。一日限定20個の唐揚げ特盛ランチが私を待ってる。
「A、足速いよお。待って」
友人、ごめんね。こればかりは待ってなどいられないの。
----------------------------------------------------------------
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←設定
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみ - う〜ちゃんさん» それなw (2018年8月20日 9時) (
レス) id: 93fc5acc6f (このIDを非表示/違反報告)
う〜ちゃん - 一体どうなってこうなったんだろうね！ (2018年5月25日 22時) (レス) id: 638baeef40 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：東雲 | 作成日時：2017年10月19日 20時
