153話 探索終了 ページ8
なにやら苗木くんがカメラのようなものを拾っているみたい…
あのデザインからすると…おそらく山田くんの持ち物かな？
ま、どうでもいいけど。
奥にも部屋があり、中へと入った。
《物理準備室》
中へ入ると物がゴチャゴチャと置いてあったり、妙な薬品臭がしたりと長居はしたくない場所だった。
ジェノ「はあぁ〜、ここって落ち着くわぁ〜！
なごむわぁ〜！
ホルマリンの匂いがたまらなく……そそるッ！！
あぁ、漬かりたい…！」
苗木「…」
彼女は気に入ってるみたい…だけど、『漬かりたい』って…変わった性癖を持ってるんだね。
……それはいいとして！
3階の探索はこんなものかな。
だけど、まさか写真を苗木くんが見ちゃうとは予想外だったよ。
まぁ、あの写真を見られてもモノクマ的には問題ないみたいだったけど…
わたし達はみんなと話し合いをする為に食堂へ戻った。
《食堂》
食堂へと戻ったわたしと苗木くんの目に、真っ先に飛び込んできたのは…
朝日奈「あ…！」
苗木「…朝日奈さん！？」
苗木くんが慌てて声をかけようとしているみたいだったが…
その声は、遅れて食堂にやって来た別の声によって、かき消された。
大神「…朝日奈ッ！！」
葉隠「あれ？体調悪いんじゃなかった？」
食堂に集まってきたみんながわたし達を通り越し、朝日奈さんの周りへと群がっていく…
当の朝日奈さんは、みんなに囲まれ、気まずそうな表情を浮かべていた。
大神「…もう大丈夫なのか？」
朝日奈「う、うん…ドーナツ食べたら元気になってきた…」
苗木「好きだね、ドーナツ…」
セレス「ですが、腹痛だったんじゃありません？」
朝日奈「腹痛…のせいでお腹減っちゃったって言うか…あ、あはは…ちょっと記憶が入り乱れてるみたい…」
山田「金魚は自分の腹具合を顧みず出された分だけの餌を食べると言いますが…朝日奈殿も大して変わりませんな。」
朝日奈「ちょっとぉ！
あんたにだけは言われたくないんですけど！」
大神「ともかく…心配したのだぞ。」
朝日奈「ご、ごめん…」
ジェノ「つーかさ、アンタ…ッ！！」
朝日奈「な、何よ…？」
ジェノ「お っぱいデカくね？
何それ、牛乳に相談した？」
大神「貴様、朝日奈から離れろ…」
この人達…なんでこんなに余裕があるんだろう？
もっと絶望が必要なのかな…
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如月(プロフ) - リンくんさん» コメント有難う御座います！！更新頻度は不定期ですが最後まで書かせていただきますので楽しみにお待ちください。 (2022年8月21日 2時) (
レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白かったです。一気見しちゃいました！これからも無理しない程度に頑張ってくださいm(_ _)m (2022年7月2日 8時) (レス) id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 望さん» ありがとうございます(＞＜)そこまで喜んでもらえていたとは！！これからも頑張ります！ (2020年8月9日 2時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 一作目もこの作品もまじで神ですね！いつも更新される度にあまりの嬉しさに叫びながら読んでいます！頑張ってください！ (2020年8月4日 15時) (レス) id: 58b58bd06a (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - やえさん» そう言って頂けてありがたいです！これからも面白いと思ってもらえるように頑張りたいと思います。 (2020年7月16日 19時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2020年7月9日 20時
