189話 残る疑問 ページ46
死体発見アナウンス…
つまり、今目の前でうつ伏せに倒れている彼。
石丸清多夏は死体だということ。
小白「石丸くん…」
そう小さく声を漏らせば、彼の側へと近付く。
そして、彼に触れようと手を伸ばしたところで
後ろから感じる視線に気づき、振り返る。
十神、大神さん、腐川さ………あれ？
腐川さんの姿がないことに気付き、辺りを見渡せば倒れていた。
その光景を見て、思い出した。
腐川さんは血が苦手だということ…。
だったら、彼女は心配ないのかと安堵する。
小白「十神…大神さん……また起きちゃったんだね。コロシアイが……。」
十神「…」
大神「…」
その場にはわたしの声だけが響いた。
十神は兎も角、大神さんは3度目なだけあり、驚く様子もない。
冷静に状況把握をしていた。
小白「大神さん、何か見つけた？」
大神「嗚呼、これを見つけたぞ。」
指を指した先にはジャスティスハンマー4号と書かれたハンマーが血を浴びて落ちていた。
間違いなく、凶器はこれだろう。
大神「不思議なのだが、なぜ、ジャスティスハンマー4号なのだ？」
小白「…」
大神「最初にセレスが1号のハンマーで襲われ、次に山田が2号のハンマーで襲われていたはずだが、ここで使われているのは4号のハンマーだ。
なぜ、3号ではないのだ…？」
小白「言われてみればそうかもね。
何でだろう？」
首を傾げ、彼女を見やると言葉を述べる。
そんな疑問を解決する為に、考えていた時だった。
物理室の方から、此方へと向かって来る足音が1つ聞こえた。
誰かが来たのだろうとドアへと視線を送ると…
そこには苗木くんの姿があった。
きっと、死体発見アナウンスを聞き、此方に死体があるのだと考えに至ったのだろう。
それはもちろん正解。
小白「苗木くん……石丸くんが…」
苗木「そんな…！」
案の定、苗木くんは驚いていた。
苗木「でも、どうして石丸くんが…ッ！？」
小白「苗木くん？」
急にさらに驚きだし、不思議に思う。
苗木「ふ、腐川さん…！？
まさか…腐川さんまでッ！？」
十神「…安心しろ。そいつは血を見て卒倒しただけだ。」
苗木「血を見て…？」
十神「どうせ起こそうとしても起きやしない。
放っておけ…」
とりあえず、腐川さんのことは放っておくことにした。
すると、大神さんが再び口を開く。
大神「やはり、疑問が残る。」
苗木「…え、何が？」
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如月(プロフ) - リンくんさん» コメント有難う御座います！！更新頻度は不定期ですが最後まで書かせていただきますので楽しみにお待ちください。 (2022年8月21日 2時) (
レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白かったです。一気見しちゃいました！これからも無理しない程度に頑張ってくださいm(_ _)m (2022年7月2日 8時) (レス) id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 望さん» ありがとうございます(＞＜)そこまで喜んでもらえていたとは！！これからも頑張ります！ (2020年8月9日 2時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 一作目もこの作品もまじで神ですね！いつも更新される度にあまりの嬉しさに叫びながら読んでいます！頑張ってください！ (2020年8月4日 15時) (レス) id: 58b58bd06a (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - やえさん» そう言って頂けてありがたいです！これからも面白いと思ってもらえるように頑張りたいと思います。 (2020年7月16日 19時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2020年7月9日 20時
