173話 恋 ページ29
山田「ハハハ…魔界の冷酷殺人マシーンと言われた僕ですよ？
その僕が惚れたなんて…そんな……え、ウソ…じゃあ、これって恋…！？」
葉隠「前に、俺が占ってやった某社長さんがいるんだけどよ…そいつ、マネキンにマジ惚れして、結婚式まで挙げちゃったようなヤツなんだわ。
今の山田っちの目…！
その社長と同じ目をしてんぞ！？」
山田「ヤメローッ！！
彼女はマネキンじゃない！天使なんだ！
天使が実在するのかという問題は関係ありません。
これは定義上としての話なのです。」
朝日奈「完璧に惚れてんじゃん…」
葉隠「どうして、そうなっちまったんだべ…？」
山田「……………さ、最初は…もう１回、あの”ご主人タマ”ってのを聞きたかっただけなんです…だ、だけど…よく出来たプログラムだなと思って、色々といじっている内に…えーっと、その…なんと言いますか…初めてだったんです…普通の女の子と…あんな風に喋れたのって…」
小白「普通…？女の子…？」
山田「彼女は…僕の趣味丸出しの会話にも、引くどころか…興味津々に聞いてくれて…あんな風に言ってくれた女性は…ママ以外では初めてでした…」
葉隠「オメーのママは聞いてくれんだ…それもスゲーな…」
山田「だから…つい嬉しくって…楽しくって…そしたら…いつの間にか…好きになっちゃってた…顔も性格も口調もキーボードも…」
朝日奈「キーボードもなんだ…」
山田くんの気持ちわたしにもわかるなぁ。
わたしもあの人の事いつの間にか好きに……ううん、もしかしたら最初から惹かれていたのかもしれない。
まぁ、キーボードを好きになる気持ちは全然理解できないけど…
セレス「…山田君、あなたは勘違いしていませんか？
アルターエゴはあなたに興味を抱いたのではなく、あなたの話に興味を抱いたのです。
あれは人工知能です。学習し続ける事こそが存在意義。
自分の知らない話に興味を持つのは当然なのです。
しかも、あなたの得意分野は、不二咲君では教えられなかった情報…アルターエゴは、その情報を欲しただけですわ。」
山田「そ、そんなの…わかってるよ…わかってるけど…だけど…どうしようもないと言いますか…えーと…」
？「ざけんじゃねーぞ！！」
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如月(プロフ) - リンくんさん» コメント有難う御座います！！更新頻度は不定期ですが最後まで書かせていただきますので楽しみにお待ちください。 (2022年8月21日 2時) (
レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白かったです。一気見しちゃいました！これからも無理しない程度に頑張ってくださいm(_ _)m (2022年7月2日 8時) (レス) id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 望さん» ありがとうございます(＞＜)そこまで喜んでもらえていたとは！！これからも頑張ります！ (2020年8月9日 2時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 一作目もこの作品もまじで神ですね！いつも更新される度にあまりの嬉しさに叫びながら読んでいます！頑張ってください！ (2020年8月4日 15時) (レス) id: 58b58bd06a (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - やえさん» そう言って頂けてありがたいです！これからも面白いと思ってもらえるように頑張りたいと思います。 (2020年7月16日 19時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2020年7月9日 20時
