147話 陶酔 ページ2
No side
モノクマ「いやはや、それにしてもだね…いいペースだよ。
うん、これってすごくいいペースだ！
やっぱりさ…こう着状態になる前に、最初の殺人に及んだ彼女の功績が大きいよねぇ？
いったん加速し始めたら、後はジェットコースターと一緒。
もう止まらない。
恐怖と絶望は、すべてを凌駕するスピードで突き進む…でも、残念なのは…せっかく、連中の中に送り込んだキミの活躍の場がなくなってしまう事だよね…本来なら、口火を切るのはキミの役目だったんだけど…まいっか…しょうがないから、キミはそのまま学園生活を盛り上げてちょうだい。
みーんな…それを望んでるんだからね…」
？「………………1つ…聞きたい事が……」
モノクマ「スリーサイズ以外の質問なら、受け付けるよ。」
？「誰の…事…？”１７人目の高校生”…って……」
モノクマ「ぶほぉう！！いやはや、びっくらこいちまった！
受け付けはしたけど…超却下だよ、鬼却下だよッ！
だってさ、それはボクの奥の手だモン！
奥の手をあっさり他人に見せるバカはいないでしょ？
いくら”仲間同士”と言えどもさ…うぷぷ…うぷぷぷぷ……」
？「…」
その人物はその後、部屋を出た。
モノクマ「…もう出てきていいよ。」
モノクマがそう言うと、奥の扉から誰かが出てきた。
？「それで…ぼくを呼び出したのは今の会話を聞かせる為？」
モノクマ「いんや、特に用事はないよ。」
？「はぁ……そんな事だろうと思ったよ。」
モノクマ「ただキミは何もせず…誰にも干渉せず…傍観者でいればいいんだ。
ボクにとってキミは奥の手のさらに奥の手だからね。」
？「君…ちょっと勘違いしてるんじゃない…ぼくはいつから”君のモノ”になったの？
ぼくが君に付き合ってあげてるのは、あの人の為なんだから！
あの人の知っている”希望”をぼくは知りたい…！
あの人の事を理解したい！
ただ…それだけ……」
モノクマ「でも、残念〜！希望なんてモノはここではすべて絶望に変わっていくんだよ。
キミもこれまでの事件を見てきたでしょ？」
？「うん！最ッ高の絶望だったね！
でも、その絶望が希望に変わる時…それこそがあの人の求めている瞬間なんだよ。」
モノクマ「………………………うぷぷ…」
モノクマは意味深な笑みを浮かべ…
もう1人の人物は『あの人』の事ですっかり陶酔しきっていた。
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如月(プロフ) - リンくんさん» コメント有難う御座います！！更新頻度は不定期ですが最後まで書かせていただきますので楽しみにお待ちください。 (2022年8月21日 2時) (
レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白かったです。一気見しちゃいました！これからも無理しない程度に頑張ってくださいm(_ _)m (2022年7月2日 8時) (レス) id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 望さん» ありがとうございます(＞＜)そこまで喜んでもらえていたとは！！これからも頑張ります！ (2020年8月9日 2時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - 一作目もこの作品もまじで神ですね！いつも更新される度にあまりの嬉しさに叫びながら読んでいます！頑張ってください！ (2020年8月4日 15時) (レス) id: 58b58bd06a (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - やえさん» そう言って頂けてありがたいです！これからも面白いと思ってもらえるように頑張りたいと思います。 (2020年7月16日 19時) (レス) id: baa1a16761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2020年7月9日 20時
