002-何故殺したし… ページ3
商店街を通り抜けると、私が住んでいるマンションがある。
そのすぐ隣には私行き着けのコンビニ。
あ、今日月曜日だ。
毎日が毎日憂鬱で。
私の楽しみは月曜日にジャンプを買ってその日の内に一気読みすること。
ｳｨｰﾝ ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ
雑誌コーナーに足を運ぶ。
私の今一番好きな漫画は『HUNTER×HUNTER』だ。
冨樫先生のコミックスは全部持ってて、『幽☆遊☆白書』も好き。
「230円です」
毎週来ているからか顔をもう覚えてしまっている。
店員の佐々木さん、休日は私の愚痴の話し相手になってくれる優しいお兄さんみたいな人。
でも仕事中にはあんまり話さない、邪魔しちゃうと悪いし。
ｳｨｰﾝ ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀｰ
「ただいま」
「おかえりー」
私の家は母子家庭だ。
母さんは女手一つで私を育ててくれたのだから感謝しないと。
「今日は誰と帰って来たの?」
「…っえと、牧野さんだよ」
「そう、仲良いもんね」
ニコッ。
ズキッ。心が痛む。
母さんには迷惑かけないよう、友達が居ないとかは話していない。
イジメられてるわけでもないし。
ガチャン。
ばふんっ。
「はぁ…読も」
え、ポックル死んだの?ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
何故殺したし…ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
ピトーめ…可愛いから憎めないぜ。ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
でもポックル好きキャラだったのに…ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
同じ銀色の目で同じ三白眼だったし。ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
「………」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
＿＿＿＿＿＿
みじか〜い(*´∀`)ﾉ←
いつ成り代わるのかって?
それは作者にも分かりません。←
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作者名：如月 | 作成日時：2014年3月22日 4時
