3年A組の猫羽さん さんっ！

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宇佐美｢この中には私も含めてぶっきーに救われた人間が大勢いる。
公表するにしても、しないにしても何がベストなのかしっかり見極めないと｣






水越｢その動画をアップすれば今度はぶっきーに殺人の疑惑が向けられる。
ぶっきーも言ってたけど私達の言葉1つで命を奪える訳だから責任は重大だよね…｣






中尾｢でも実際、証拠になり得る動画が存在してる訳だし…先生が犯人っていう可能性は高いよな…｣








三人がが意見を述べる中、逢沢はパソコンを操作して｢この動画おかしい｣と発言する








堀部｢何が？｣







逢沢｢景山の鞄！｣







そう言って自分の机のビデオカメラを手に取り、皆に映像を見せる









逢沢｢景山が自’殺した日持ってたのは学校の鞄だったんだよ！｣








パソコンの画面に映っているビルの映像の景山の鞄は…








甲斐｢水泳バック…コイツは景山じゃねぇ！｣








甲斐がそう言うと皆は困惑し始める







兵頭｢じゃあ誰？｣




小宮山｢別人って事…？｣








真壁｢あっ！この動画自体フェイクって可能性は？｣








思い付いたように言った真壁に納得する生徒も現れ始めた








熊沢｢ねぇ、翔これ見て！｣







ノートパソコンの向きを変え、二人は画面を見る








熊沢｢この角度って斜め前にあるクリーニング店じゃない？！｣






真壁｢絶対そうだ！…こんな所に防犯カメラあったっけ？｣








逢沢｢電話して聞いてみよう！｣








提案した逢沢に皆が頷き、携帯でクリーニング店に電話をかける







＊





｢……嬉しそうだね、一颯くん｣






茅野｢そうだね｣








柊｢そりゃそうだよ…｣







＊





電話を終えた逢沢は防犯カメラは無い事を告げる







西崎｢じゃあ、これは先生が作ったフェイク動画…｣






柳本｢何でこんなもん作ったんだろ｣






熊沢｢…武智への復習｣









呟いた熊沢をクラスメイトが見つめる









真壁｢どういう事？｣









熊沢｢澪奈が自’殺した原因はフェイク動画だったでしょ？ぶっきーはその犯人が武智だと分かってた。だから同じ手を使って武智を追い込んだ。





それだけじゃない。フェイク動画を依頼した証拠がなかったから武智に自白させるためにこの動画を作った








だとしたら完璧な復讐だよね…」

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