3年A組の猫羽さん にっ！

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瀬尾｢今まで先生が言ってた事は憶測だろ。武智がやった証拠はあんのかよ｣






やっぱり、キミとは馬が合わないなあ……









柊｢逮捕に繋がるような物は無い｣









一颯くんは瀬尾くんの目を見てそう答えた









瀬尾｢やっぱそうか。アンタは決定的な証拠が無いから学校に立てこもって騒ぎを大きくしたんだろ？｣







諏訪｢どういう事？｣






瀬尾｢印象操作だよ。これだけ大きな声で犯人だって言えば、皆がこぞって荒を探し出す。ましてやテレビにも出る有名人だ…フェイク動画の証拠が出てこなくても社会的制裁は十分に受ける。





これで武智じゃなかったらどうするつもりだよ｣








一颯くんは黙って瀬尾くんを見つめてる







水越｢ぶっきーは確証がなきゃあんな事言わないよ？」








瀬尾｢けど証拠はねぇだろ？だったら分かんねぇじゃねぇか！｣









｢チッ……逆に、武智じゃない証拠も無いよね？｣









イラッとしながら腕を組んで瀬尾くんの前に立つ








柊｢A｣








｢……はぁーい｣









名前を呼ばれて、仕方なく瀬尾くんから離れて黒板に寄りかかる








魚住｢…私も武智先生がそんな事する様な人だとは思えない｣









………こんなにも信頼してくれる人がいるのに…









｢むかつくわ｣








茅野ちゃんや、瀬尾くん…前の方にいた人には聞こえたらしく、こちらを向く









石倉｢あのさーなんでお前らそんなに武智の肩持つの？｣








……確かに、なんでだろ








熊沢｢瀬尾くんと華は…武智先生の推薦で豪翔大学のスポーツ推薦が決まってるから｣









なるほど…将来…の話か









ちらっと一颯くんを見ると痛みが来たらしく教卓に手をついてる









｢い……｣









いや、ここで声掛けたら皆にも伝わっちゃう…後でにしよ









柊｢いいだろう。だったら、瀬尾。自分の手で武智先生の身の潔白を証明してみろ｣









そう言ってノートパソコンを瀬尾くんの机に置いて教室を出て行く一颯くんの背中を追いかけた









｢一颯くん…｣








美術室の机に手をついてる一颯くんの体を支える









｢…っ…あの動画って…｣








さっきのれーちゃんの亡くなる前のカメラの映像の話をしようとすると茅野ちゃんが入って来たので、口を閉じる

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