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柊「だから諏訪。お前のこれまでは、誰がなんと言おうと…
絶対に間違ってないっ!!」
断言したせんせーの言葉に、諏訪ちゃんは涙を流す
顔を覆って泣いてる諏訪ちゃんから一颯くんは目を逸らさない
顔を上げた諏訪ちゃんは、一颯くんを見てから決心したように、ブレザーのポケットから
例のペンダントを取り出して、
それを床に投げつけた
「わっ!?」
ガシャンッと音がして、そこを見るとペンダントは壊れて、中に入ってたと思われるSDカードが………
「ビンゴ…」
僕の予想当たってた…
諏訪「……気になって開けたらこれが入ってて…多分重要な何かだと思う」
一颯くんは、それを拾い上げる
柊「お前の思い、受け取ったからな」
そう言ってから、逢沢くんの名前を呼ぶと、逢沢くんは机にパソコンを置き、一颯くんはそれにSDカードを差し込む
諏訪ちゃんを引き寄せ、画面を見せる
「よっ…と」
僕は机に立ち、その様子を後ろから眺める
すると、皆がパソコン付近に集まっていく
避難成功っ!
逢沢「コレは…?」
柊「フェイク動画の顧客リスト
この中に景山を陥れようとした人物がいる…」
その人物が誰なのか分かったのか、一颯くんはパソコンの前から離れる
僕と茅野ちゃんはその間を通って画面を見る
「……あぁ……そういう事…」
それを見た僕は一颯くんを追いかける
「アレってさ…」
柊「……」
一颯くんは無言で頷く
「……僕の人生…あの人の手のひらの上で踊らされてるだけ…?」
__『ねえ、コレ見た?猫羽ちゃんの……× × ×』
「……楽しいだけじゃ終われないの…?」
手首を握る手に力を入れる
ズキズキと傷が痛む
柊「A」
名前を呼ばれて力を緩める
「……皆さ、スマホ見ちゃったみたいだけど…」
柊「…見られたかもな?」
「だよね……仕方ないか……」
チラッと皆の方を向き、ため息を吐く
折角、一颯くんの”課題”…頑張りたかったのになあ…
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むささび(プロフ) - かみゅーさん» 通知に気づいてなかったです!申し訳ございません!!猫ちゃんを使っていただいて嬉しいです(照)ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月23日 18時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» ほんとありがとうございます! 私は笑う演技以外はできるのですが、私は面白くないと表情が硬いのでこれで笑う演技を練習してます! どこか掴めない不思議な謎がいっぱいな女の子と自分は思い練習に使わせてもらっています! 更新など大変でしょうが頑張ってください (2019年3月14日 6時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» ええ!?そんなっ、練習に使って頂いてるなんて感激です!お役に立ててるなら嬉しいです! (2019年3月14日 6時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» とてもおもしろいです!演技の練習などするときに台本として使わせて貰ってます! (2019年3月14日 1時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - ヒマワリさん» 初めまして!コメントありがとうございます!うへー嬉しいお言葉っ!更新頑張りますっ! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 5a69b430ef (このIDを非表示/違反報告)
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