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ガシャーンと言う音がして、うっすらと目を開ける
何の……音?
柊「はぁ……お互い…背負ってるものは軽くないみたいだな」
せんせ……と?誰か喋ってる……?
ていうか、、苦しそう…
パタパタと誰かが出て行く音がしてガバッと顔を上げる
柊「っ…A」
振り向くと、せんせーは息が荒く、寄りかかっていないと立ってられないようだった
「…どこか…具合……」
待って…待ってよ…だって…
「ねぇ、どうしてっ…」
柊「猫羽、落ち着いて、薬飲んだのにそんな……」
「やだっ…やだよっ!!」
ガタッと立ち上がって一颯くんと向き合う
「…キミもいなくなっちゃうの?」
柊「……A」
「なんで否定してくれないのっ…!」
一颯に近づいてポロポロと涙を零す
「…キミまで居なくなったら僕はどうしたらいいのっ…」
掴んでる手に力を入れてせんせーの胸に顔を埋める
柊「…A、俺は別に…」
「またそうやってっ…!!どうして!!いつもそうだ!
今までずっと何も言わないできたけどっ…一颯くんは僕に何の話もしてくれない!!」
キッと睨みつけズカズカと準備室に入って行く
柊「!?」
「僕の話を聞くばかりで一颯くんの話はしてくれない……
待ってたんだよ、ずっとキミが…キミの話をしてくれるのを」
柊「……」
「聞かれたくない事、僕は沢山あるから一颯くんもあると思って…聞けなかった…」
柊「うん」
__沈黙が続いて、再び口を開く
「……キミがいなくなっちゃう前に…僕を殺してよ」
柊「…」
「頑張って考えたけど、やっぱり無理……一颯くんがいなくなってしまうなら尚更だよ」
柊「………」
「
もう、あんな思いしたくないのっ…お願いっ」
頭を下げて下唇を噛む
__朝、校門を見た時、あの人と目が合った…気がした
こっちの事は見えるはずないのにっ…
柊「A」
名前を呼ばれて顔を上げるとシュッと何かを吹きかけられ、そのまま意識を手放した
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むささび(プロフ) - かみゅーさん» 通知に気づいてなかったです!申し訳ございません!!猫ちゃんを使っていただいて嬉しいです(照)ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月23日 18時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» ほんとありがとうございます! 私は笑う演技以外はできるのですが、私は面白くないと表情が硬いのでこれで笑う演技を練習してます! どこか掴めない不思議な謎がいっぱいな女の子と自分は思い練習に使わせてもらっています! 更新など大変でしょうが頑張ってください (2019年3月14日 6時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - かみゅーさん» ええ!?そんなっ、練習に使って頂いてるなんて感激です!お役に立ててるなら嬉しいです! (2019年3月14日 6時) (レス) id: 0c8ac5b5d1 (このIDを非表示/違反報告)
かみゅー(プロフ) - むささびさん» とてもおもしろいです!演技の練習などするときに台本として使わせて貰ってます! (2019年3月14日 1時) (レス) id: b4845b3782 (このIDを非表示/違反報告)
むささび(プロフ) - ヒマワリさん» 初めまして!コメントありがとうございます!うへー嬉しいお言葉っ!更新頑張りますっ! (2019年3月10日 22時) (レス) id: 5a69b430ef (このIDを非表示/違反報告)
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