3年A組の猫羽さん にっ！

＊ ページ27

携帯を操作して誰かに電話を掛ける







柊｢おっはようございまーす！他の先生にも聞こえるようにして貰えますか？｣








………先生か







柊｢皆さん、先日は突然のカミングアウトに驚かれた事と思います｣








黒板前を行ったり来たりして話を進める







柊｢デマではありませんよ。あなた達の中に景山零奈のフェイク動画をベルムズに依頼した犯人がいます。添付された顧客リストの画像もご覧になったはずですよー｣








……まさか、認めてないの…？








一颯くんは教卓にドンっと手をついて本題に入る








柊｢今日は皆さんに課題を与えたいと思いますっ景山零奈のフェイク動画をベルムズに依頼をしたhunterは今夜8時までに名乗り出てください、名乗り出なかった場合……






教室を爆破します｣







そう言った一颯くんを皆が見つめる








柊｢生徒の命は教師の皆さんに掛かってます…良い知らせを待ってますよー｣









そう言って電話を切った








茅野｢今のどういう事ですか？｣







柊｢言った通りだ。hunterなる人物が名乗りでなければ教室を爆破する｣






石倉｢俺達はもちろん避難…出来るんだよな？｣







石倉くんの質問に一颯くんは黙ったまま…






兵頭｢何黙ってんだよ！俺達手ぇ組んだんじゃねぇのかよ！！｣







そう声を上げる兵頭くんに｢勘違いするな｣と冷たく突き放す







柊｢お前達の仲間になったつもりはない。俺がお前達に協力を求めたのは、真実を暴くために命を差し出して欲しい。そういう意味だ」








一颯くんのその言葉を聞いて、数人が携帯を操作しようと手に取る








柊｢はい、携帯ストップ｣







そう言って爆弾のリモコンに手を持っていく








柊｢やっぱり携帯を持たせとくのは危険だな…これか鞄と携帯を回収する｣











……＿じーっとその光景を見てると1日目を思い出す











柊｢なんか懐かしいな？‪w｣










楽しそうなのは一颯くんだけだよ…皆顔死んでるもん










僕の鞄準備室だし……暇だから飴でも舐めてよ〜っと

＊→←3月6日 ・6時間目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す