青春謳歌したいのです！【初めて恋をした日に読む話】

＊ ページ43

由利達は顔を見合わせて、どうする？っと相談し始める





匡平｢リンは、多分、美容師｣





エンドー｢うん、小学生の頃からそれは変わんないと思う｣






山下｢将来の夢決まってんのになんで出さねえんだ？｣









ナラ｢…アイツ中学の時、母親の髪切ってて、うっかり母親の耳切っちまって怪我させちまったんだ｣








山下｢……｣







カブ｢そっから落ち込んじゃって…リンには無理だったー！って笑って諦めるーって｣









エンドー｢さっき…その話に触れちゃったから…｣








山下｢…なるほど…。凛橙も色々あんのか…｣








空気がちょっと重くなった所に、バタバタと走る音がして何事かと思って、全員がドアを見る










｢なあー！外でさー！猫がいてねー！？触ったら引っかかれたーー！｣









やっぱりその足音はリンで、手の甲からはダラダラと血が出てる







エンドー｢何してんの！？｣






｢うえぇん(泣)えんどぉぉ(泣)｣






カブ｢いや血っ！｣






エンドー｢うぇえ、やまぴょんどうするべき！？｣









リンの傷をパーカーの袖を伸ばしてギュッと掴むエンドー







｢エンドー！？汚れちゃうっ！｣






エンドー｢いいからっ、とりあえず絆創膏？！｣






山下｢いや、まず消毒…保健室行くぞ｣







｢うー……んはは‪w｣







匡平｢…泣いてると思ったら笑い出した…｣




カブ｢リン情緒不安定だよ…｣



木佐｢(｡_｡`)｣







……＿＿




山下｢…はい、終わり｣





｢ありがとうございました…エンドーもごめん…パーカー新しいの買うね？｣







エンドー｢んーん！全然っ！リンが無事ならよかった…｣






((大袈裟だな…))







｢エンドー…！好きだーーーっ！｣







椅子から立ち上がってぴょーんっとエンドーに抱きつくリン






エンドー｢おわっ！？｣







エンドーはそんなリンを受け止めてヘラヘラと笑う







カブ｢…仲直り？｣




ナラ｢そんな感じじゃね？｣





匡平｢…俺、先教室戻るわ｣




木佐｢( ´ω`)ﾉ｣








山下｢…イチャついてるとこ悪いけど授業始まるぞー｣






｢｢イチャついてないっ！！｣｣











リンが1歩踏み出せるまで、、まだあと少し時間が必要……かも？

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