3年A組の猫羽さん

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柊｢どうやらまだ状況が飲み込めてないようだなあ｣











先生は立ち上がりそう言う











あ、楽しそうな予感












柊｢なら、これでどうだ｣












腕に付けてる機械をピッと押すとドォーンッ！と大きな音と共に教室が揺れる












｢わっ！？｣










突然の事でさっきまで座ってたロッカーに背中をぶつける











｢っ…たぁ｣














随分大きな音だった…けど…？












柊｢ロックを解除した。廊下に出られるよ｣











顔を上げると廊下に手をやる先生












ゾロゾロと廊下にクラスメイトが出て行くのを教室で眺めていると柊先生が目の前に来る












柊｢猫羽は見なくていいの？｣











｢んー大体の想像はついたから…いっかな〜｣











ぷいっと窓の外の空を眺める












憎たらしい程に快晴だなあ…さっき屋上で寝とけばよかったかなあ…？













｢……飴は没収しないでね、せんせ｣












廊下に出て生徒に何かを話してる先生に向けてボソッと呟く










ギャーギャーと廊下が騒がしい












誰か助けて…ってどうして…？こんなにも面白そうなのに…













柊｢教室に戻ろうか…また爆発しないうちに｣












楽しそうだね、せんせ…












でも、僕はせんせーが何したいのか分かってあげられないかもしれないや

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