3年A組の猫羽さん

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柊先生が教室から出て行って、黒板に貼られた紙をじっと見てからしばらくして猫羽も教室を出ていく








教室の後では何かを話ている複数人の生徒








今朝、美術準備室を覗きに行った真壁と里見が甲斐達に報告しているようだ











教室前では女子達が投稿に関しての話をしている







『ガチの変態だね』





『こんなヤバい投稿バレたら生きていけないよね』





『最低だよ…』








そんな言葉が教室を飛び交う









宇佐美は茅野に話しかけて…直ぐに教室を出ていってしまった









＿＿＿



一方、女子トイレに入った猫羽は……用を済ませた後、隣の男子トイレから聞こえる機械音にクスクスと笑ってる








そこに誰かが入ってくる音がしてピタッと笑うのをやめる









？｢猫羽｣









｢その声は諏訪ちゃんだ〜｣











個室から出ると諏訪がポケットに手を突っ込んだまま立っている










｢なあに〜？｣









諏訪｢景山澪奈と仲良かったの？｣









｢…どうしてそんな事聞くの？｣









諏訪｢…別に。ただ、れーちゃんって呼ぶほど仲良かったのかと思って｣










｢…まあね〜｣









諏訪｢いつから仲良いの｣








(うるさいなあ……ん？)








質問攻めしてくる諏訪にイライラしてきた所で誰かが近づいてくる気配を感じて諏訪の手を引く








諏訪｢ちょっ！？｢しーーっ黙って。楽しい予感するから｣










彼女の口の前に指を持っていき、にまぁっと笑う









｢んー、宇佐美ちゃんか｣








諏訪｢……｣









宇佐美『皆の前で………ようとしても無駄だからっ！あんな……バレたら、それこそ……終わったも同然…今まで……上げてきたもの……が……崩れ去る』










｢ふふっ…聞こえちゃったね｣








楽しそうに笑う猫羽を見て少し嫌そうな顔をする諏訪








柊先生の言葉に『別にいいよ。私じゃなければ！』









その宇佐美の言葉を聞いてトイレから出て行く諏訪









宇佐美｢今の話聞いてたの？｣









(茅野ちゃんも居たのか…)








諏訪｢聞いてたよ｣








(なんかそんな楽しくなさそうだな…)










猫羽はその場からすたすたと離れて美術室に入って行った

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