3年A組の猫羽さん

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茅野｢絶対許せない！！…………けど、1番許せないのは私だ｣









そう言い放つ茅野を猫羽は真剣に見つめる










茅野｢私は…澪奈を被写体としか見てなかった｣











茅野はブレザーのポケットから手紙を出した









その手紙を開きそれを見つめながらまた話を始める












茅野｢滲んでるの…”なれない”の文字が……澪奈の涙で｣












その茅野の話に猫羽は天井を見上げる













茅野｢気づかないフリをした……怖かったから……












私も澪奈みたいに皆に無視されるのが………｣


















彼女の胸の内を聞いた猫羽はまた自分の手に力を込める















茅野｢景山澪奈が自’殺したのは、私のせい｣















そう柊の課題の答えを出す茅野














｢……違うよ｣













その猫羽の声は誰にも聞かれずに消えていく















柊｢それがお前の答えか？｣














柊｢お前のせいで、景山澪奈は死んだ。そうだな？｣














その問に茅野は｢はい。｣と真っ直ぐに答える












沈黙が続く中…柊先生がようやく口を開く














柊｢残念ながら今の答えは不正解だ｣











その先生の言葉に茅野は反論する











猫羽は天井を見上げている












柊｢お前のせいじゃない｣











断言する先生に生徒の一人が｢何故そんな事が分かるんだ｣と聞いた













柊｢景山本人から聞いたからだ｣














勢いよく天井から先生の方に顔を戻す猫羽












柊｢何故、クラスメイトが死ななければならなかったのか……







卒業までの10日間で一緒に考えるんだ｣











柊先生の声に猫羽は目を瞑って景山澪奈の事を…考える













学校に来れない理由を彼女だけが受け入れてくれた













救いの手を差し出してくれた景山に…自分は何かしてあげれたのか……と














｢れーちゃん……｣

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