【男性声優】自由気ままな如月ちゃん つー！

＊ ページ19

……＿＿


｢｢｢お疲れ様でした｣｣｣



アフレコが終わり各々帰ろうとしたところにドサッという鈍い音が響く



宮野｢！？如月ちゃんっ！？｣



先程まで仕事をしていた如月が突然倒れたのだ



宮野さんが如月を抱き上げると次々と如月の元に駆け寄る



神谷｢如月ちゃん…？……熱があるみたいだね｣



神谷さんが如月のおでこを触る



｢ごめん……なさいっ…いっぱい……リテイク……｣



そう、今日は珍しく如月のリテイクが多かったのだ



｢ごめんなさいっ……｣



梶｢Aちゃん…大丈夫だよ？｣



梶くんが優しく頭を撫でると如月の大きな瞳からぽろぽろと雫が落ちる



その場にいたものは皆目を見開いた…



如月が熱のせいとはいえ、涙を流すなんて…初めての事だった



｢っ…はぁ…｣



谷山｢…ハイハイ、もう喋んなくていいから｣



神｢マネージャーくんに連絡したから、大丈夫｣



達央｢迎えに来るってさ｣



｢…すみませっ…｣



江口｢うんうん、寝てていいんだよ｣



宮｢ちゃんと居るから大丈夫だよ｣



そう優しく声をかけられ如月は目を閉じて寝息をたて始める



神｢えっと……とりあえず…休憩スペースのソファーにでも運ぶ？｣



谷｢マモちゃんよろしくー｣



宮｢はーいっ…軽いっ｣



＿＿

バタバタと走る音が廊下に響く


マネ｢っ…すみません、遅くなりましたっ！｣


神｢いやいや、思った以上に早い｣


マネ｢迷惑お掛けしましたっ｣



綺麗なお辞儀をするマネージャーくん



谷｢迷惑だと思ってないから大丈夫ー｣



そう言われて気が少し緩んだマネージャーくんはソファーで寝てる如月の髪を撫でる



如月はうっすらと目を開ける



｢……＿く…ん？｣



マネ｢ん？A…事務所戻ろうか…社長も心配してた｣



こくこくと小さく頷く如月を抱き上げる



マネ｢元気になったら…皆さんにお礼言いに行こうな…？｣


梶｢ゆっくり休んでね？｣



江｢お疲れ様っ｣



達｢またな〜｣




マネージャーは如月の代わりにぺこりとお辞儀して現場を後にした



……


梶｢……まったく気づきませんでしたね｣


達｢そうだな……｣


宮｢リテイク多かったのは調子悪いからだったのかあ…｣


谷｢Aの事だから、色々考えたんだろうな｣


神｢はあ、、大丈夫かなあ｣


江｢…マネージャーくんが居ますから大丈夫ですよ。。｣

★如月ちゃんがっ…！？→←如月ちゃんと体調不良

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