34.赤い赤い ページ38
貴「ん゛っ、ごめんなさい、ゾムさん。別に無視した訳じゃないんです。ねぇ、エミさん」
em「そ、そうですよ！共通の話題でしたのでつい…すみません、ゾムさん」
zm「……別にええけどぉ。…せや」
ゾムさんはそう言うと、机の上に置かれた謎の袋を私に差し出した。それからは甘酸っぱい香りがして、私はそれが何かすぐに理解した。
zm「これ！ひとらんから貰ったんや！りんご！見舞いにはこれが定番なんやろ？うさぎに剥いたるから！待っとってな！」
em「立派なりんごですね…。三つも頂いたんですか？」
zm「おん。俺もりんご食いたいし、エミさんも食うやろ？一人一つずつな！」
貴「ひ、一人一つ？まぁ、りんごなら…美味しいし良いですけど」
ゾムさんは手慣れた様子でりんごをどんどん剥いていく。ゾムさんとエミさんは普通の剥き方、私はうさぎさんに剥いてくれた。あ、耳が折れてる。
zm「Aのりんご頑張って剥いたで！遠慮せずに食ってな！」
貴「あ、ありがとうございます…。いただきます。……ｼｬﾘ、！あ、甘くて美味しい！固形物食べたの久々かも…！」
いやこれ、らんらん農家製のりんごやばい。甘くて美味しい。しかも最近お粥ばっかだったから水分たっぷりの固形物が本当…身に沁みる。あっという間に一つ分、食べ終わってしまった。
私の食べっぷりに感動したのか、ゾムさんは自分の分も差し出してきた。え。
zm「ええ食べっぷりやん！！俺のも食ってええで！ほら！」
貴「い、いや…これはゾムさんの分なので…もういいです…「遠慮せんで！な！＾＾」…んぐっ！？」
口に無理矢理(意味深)入るりんご。
グイグイ口の中に侵食してくるソレを舌で押し返そうにも、りんごの圧が強すぎてそれは叶いそうにない。歯に掠ったのか、汁がだらしなく涎と一緒に落ちていく。
りんごを押し返すのはやめて、ゾムさんの腕を直接掴んで静止させてもらおう。
貴「も、もぉいいれふから…(もう良いですから)」
む、この展開…支部で見たことある？？？(ムードのへったくれもない)
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ゆきな(プロフ) - 煽りの呼吸笑笑 (2019年12月27日 22時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
にあ - ミーシャ強しww 、、好きです頑張ってください！ (2019年9月7日 20時) (レス) id: 0a6c0fb42c (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - ミーシャちゃん夢主ちゃんのなかでどうなってんのww (2019年9月6日 20時) (レス) id: 98934c9ea5 (このIDを非表示/違反報告)
流希 - 推しが…可愛すぎる… いや、推しだけじゃなく全員可愛い…これからも頑張って下さい！ (2019年9月4日 19時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
歩くアスパラ - はぁ〜、ニヤケがとまらん。すき...(語彙力) (2019年9月1日 18時) (レス) id: ec00883068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉ねぎ | 作成日時：2019年8月17日 3時
