遊 郭 物 語

少年達 ページ44

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JM side







HS「ねえ、Aって謎だよね」






勤務に出る前 。


売り子たちの 仕度部屋 。





いつも俺たちが働く部屋より 、少し狭いくらいの広さなのに



俺らはいつも 、こうして６人


……プラス１人 、集まる 。



もー 、ジンヒョン呑気にこんなとこ来ちゃダメでしょ… 。

一応 芸能人で 特別扱いなんだから 。







TH「謎って〜？」


HS「俺達の身元めちゃくちゃ漁りたがるくせにさ 、自分のこと全然明かさないじゃん」


JN「まあ当たり前といったら当たり前だろうね。なんか訳アリっぽいし」







俺らの共通点はただ一つ


全員 、Aヌナと関係を持っているってこと 。




みんな 、売り子だってことを きちんとわきまえているから 、特別 喧嘩をしたりなんかはしないけど


明らかに全員 、ヌナへ好意を持っているから ……



……こう 、なんていうか ……





…… ライバル？



みたいな 。





そう思ってるのは俺だけなのかな 。


ヌナと出会ってから既に色んな女の人と寝たけど 、

やっぱり ヌナとの最初の夜は忘れられないし

なんだかんだ ヌナがやって来てくれると嬉しい 。





本当に好きなのかな 。



…… なんて 、そんなわけないか 。







呑気なホソクヒョンは 、シャワーを浴び終えたナムジュニヒョンとじゃれ合っている 。


俺はテヒョンの隣に座った 。






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