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「あ〜、…… やっちゃった …… (笑)」
「私の勝ち〜♪」
布団の中で 、寄り添い合う 。
結構 時間かかったかも 。
ジンくんの汗ばんだ肌 。すごく色っぽい 。
「……すごいね、A…」
「途中ちょっと持ってかれそうだったよ?」
「 ……魔法でも使えるの……?(笑) ……なんか全部 丸裸にされた気分だよ (笑)」
…… ほら 。
みんな 、やっぱりそう聞く 。
お前はなんなんだ 、変な薬使ったのか 、てか誰なんだ 、魔法使うのか 、俺に何をした 。
って 。
少しテクニックが必要なだけ 。
数十分前まで 、ダークな雰囲気を醸(かも)し出していたジンくんも 、
今は 布団の中でくたっ としてる 。
ほら 、やっぱり可愛い 。
そして 、普通の男の子 。
「あ〜…… こんな合う人今までいなかった …」
「よかった?」
「…… すっごい気持ち良かったです。(笑)」
「あははっ!(笑)」
繋がってる間 、ジンくんはどんどんキャラが崩れていった 。(笑)
まだ天井を見つめて 放心している 。
私は起き上がって 、鞄を手繰(たぐ)り寄せた。
「女の人には優しくしてもらいたいタイプなんだけどね…」
「あ、分かるかも。ジンくん、無理に抱こうとしてるのに、仕草の一つ一つが優しかった(笑)」
「くっそ〜、見破られてた〜(笑)」
「常連をナメないで♪」
ジンくんも起き上がる 。
大きな体に後ろから抱き締められると 、
なんだか急に 眠気がやって来た 。
ジンくんにもたれかかると 、
ふはっ とジンくんが笑う 。
彼の吐息で 私の髪が ふわっ と浮いた 。
「A、ほんとに一般人?(笑)」
「え?」
「こんなに慣れるっていうか… 俺、芸能人だよ?なのにすごいね (笑)」
「お仕事ですから」
「魔性の女だぁ〜 (笑)」
私の肩に頭を乗せるジンくん 。
あなたも相当 女の人に慣れてますよね … 。
それか 、ただ甘えん坊なだけなのだろうか 。
何にせよ 、可愛い 。
すごく可愛い 。
「でも私の勝ちだからね。質問には答えてもらいますよ」
「う〜…… お手柔らかにお願いします……」
ジンくんにもたれかかったまま 、
目を閉じる 。
「ジンくんがここにいる理由、聞かせて?」
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百合梛 - 初めまして、頁を捲るのが惜しい位に面白い作品です、他の作品とは違う読みやすさと魅せられる物が有ります、如月様の御挨拶の書き方もとても素敵で感動しております。第二幕これから魅させて頂きます。 (2019年7月23日 15時) (レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ゆ わ こ(プロフ) - ただ好き。こういうお話が好き。 何回も読み直してしまう (2018年11月16日 18時) (レス) id: 41ddd5c2e8 (このIDを非表示/違反報告)
ЯeI(プロフ) - とても簡潔に感想を言いますと、やたら行間が多くて読みにくい、会話に(笑)という表記がよく出てくるのが小説的には…という感じでした。それ以外は真似したくなるような所ばかりで、ありきたりな設定の中に色々と詰め込まれてて面白かったです。外伝頑張ってください。 (2018年3月23日 22時) (レス) id: 916ce16a17 (このIDを非表示/違反報告)
sunshine。。。(プロフ) - 面白い。 (2018年3月4日 10時) (レス) id: a43e5c801b (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 途中途中がエロすぎますよwあ、いい意味でですよ!?しかもみんなの特徴をすごい掴んでいてめっちゃ好きです!しかも所々がかっこいいです!何回も読み返したくなる病にかかりましたw第二幕楽しみにしてます!これからも頑張ってください!応援してます!!! (2018年2月26日 15時) (レス) id: 0f8c4a85df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月 x他1人 | 作成日時:2018年2月17日 15時