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「はぁ､ ｯ…… いったぁ…(笑)」
「ごめん、ちょっと ……止まんなかった、(笑)」
私の上から降りたナム 。
相変わらず細身 、というか スタイルが良い 。
薄明かりの中に照らされる 、私たちの 影 。
汗ばんだ体 そのまま 、
ナムは布団の中へ 滑り込んできた 。
私が手を伸ばせば 、すぐ 受け入れてくれる 。
ナムの腕に包まれると 、呼吸が安定した 。
「ごめん、マジで…… 痛かったよな、(笑)」
「ユンギより凄かったよ(笑)」
「相当だな それ(笑)」
私の髪を撫でるナム 。
ふんわりと 、ナムの そのまんまの香りが 漂ってくる 。
「Aが誘うからだろ？(笑)」
「だって見てみたいじゃん？ナムの本気」
ナムはいっつも優しい 。
声も 、眼差しも 、身体の 重ね方も。
「…みんな俺の上に乗ってくるんだよね。俺だってたまには攻めたいよ(笑)」
「まあ、みんなユンギとかグクにやられてるから……ナムとかジミンみたいな存在は、貴重なんじゃない？(笑)」
この遊郭が誇る優等生 ナムジュン 。
でも私のすぐ側(そば)にいるのは 、
普通の青年 。
「ありがとうA。 ……すごい、良かった。(笑)」
「どういたしまして〜♪」
「ジミンばっかりじゃなくて俺にも会いに来てくれよ」
「それはどうだろう。回んなきゃいけないから(笑)」
「さすが常連 (笑)」
ここは 遊郭 。
何人の売り子と 関係を持とうと 、
全く 咎(とが)められない 。
ただ 、やっぱりこうして 一対一 になると
相手のことだけを考えて 、
私の愛を 捧げたくなるもの 。
それもビジネスのうち 。
彼らは 私を 、女性たちを
こんな夢心地にさせる プロなのだから 。
「……こう考えたらさぁ」
「ん？」
ナムの腕を引っ張って 、腕枕に する 。
ナムはそのまま 、私の頭を撫で始めた 。
「愛って安いものだよね」
「……俺には愛の定義が分からない」
「定義？」
「俺がAに感じてる感情って、どこからどこまでがビジネスなんだろう。どこからどこまでが愛情なんだろう」
「……」
「難しいな、愛って」
だからこそ美しいんだよな 、なんて ナムが呟く 。
ちょっぴり哲学的 。
ナムに目線を投げかける 。
それに気付いた彼は 、ふふっ と微笑んで 。
愛しいキスが降ってきた 。
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百合梛 - 初めまして、頁を捲るのが惜しい位に面白い作品です、他の作品とは違う読みやすさと魅せられる物が有ります、如月様の御挨拶の書き方もとても素敵で感動しております。第二幕これから魅させて頂きます。 (2019年7月23日 15時) (
レス) id: 620040a8de (このIDを非表示/違反報告)
ゆ わ こ(プロフ) - ただ好き。こういうお話が好き。 何回も読み直してしまう (2018年11月16日 18時) (レス) id: 41ddd5c2e8 (このIDを非表示/違反報告)
ЯeI(プロフ) - とても簡潔に感想を言いますと、やたら行間が多くて読みにくい、会話に(笑)という表記がよく出てくるのが小説的には…という感じでした。それ以外は真似したくなるような所ばかりで、ありきたりな設定の中に色々と詰め込まれてて面白かったです。外伝頑張ってください。 (2018年3月23日 22時) (レス) id: 916ce16a17 (このIDを非表示/違反報告)
sunshine。。。(プロフ) - 面白い。 (2018年3月4日 10時) (レス) id: a43e5c801b (このIDを非表示/違反報告)
ユン(プロフ) - 途中途中がエロすぎますよwあ、いい意味でですよ！？しかもみんなの特徴をすごい掴んでいてめっちゃ好きです！しかも所々がかっこいいです！何回も読み返したくなる病にかかりましたw第二幕楽しみにしてます！これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2018年2月26日 15時) (レス) id: 0f8c4a85df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月
x他1人 | 作成日時：2018年2月17日 15時
