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10話 ページ10
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「いやァアアァアアアァ！！」
ヤバい、無理これ。あいつと一緒の部屋で寝るとか無理。
なんでこんな日に女子二人は任務なのよ。私も行きたい任務。
私が任務を懇願する日が来るとは。
21:00すぎ。何もすることなく、しゃーない寝るか、と決めたすぐに怪奇現象が起こった。
なんかガサガサ聞こえるし！なんかヤバいし！怖いし！
「あ、伏黒！！」
「オマエ……男子寮にまで声聞こえたぞ」
「まじ？先輩達起こしちゃったかな」
「あの人達は寝てないだろ。俺は起こされた」
「ごめんて」
ダル着の伏黒と女子寮出たところに出会った。
こうやって見ると普通の男子高校生なのかもしれない。
分からん、普通の男子高校生って？
「どうしたんだよ」
「そうなの！！聞いてくれる！？怪奇現象が……！！」
「ああ、昼に言ってたやつ」
「私幽霊と一緒に寝るのは無理」
添い寝されたらもっと無理。腕枕はまじで無理。
そう言うと「添い寝と腕枕どっちがいい」と聞かれた。
うるせえよバカ！！今それどころじゃねえから！！
「添い寝と腕枕より私は抱きしめられて寝る方が好き」
「幽霊に？」
「バカなわけ？」
相手は人間限定だよ。
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作者名：きゆさずき | 作成日時：2023年8月10日 23時
