8話 ページ8
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目の前に居るのは、きっと保育園にあるおもちゃの呪霊。
もう語彙力が喪失するくらいのキモさ。まじでリアルガチにキモすぎるんですけど。
伏黒の方にはエプロン型呪霊が居た。
くそったれがよォ、呪霊もうちょっとポップになってくんねーかな!
「あ"そンでェ、くれるのォ?」
「無理無理無理!!それなら死ぬ!!」
話すことは出来るが言語理解が出来ないのか、喋りかけてくるだけの呪霊。
まーじできしょい。……ってこっち来んなクソ!!!
ぶつかったら相当の痛手だろうと踏んで、向かってくる呪霊の横をすり抜けながら背中を呪具でぶっ叩く。
遊んでもらえないと気付いたのか激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(笑)の呪霊に持ち手をぶつける。
最後はめんどくさくなって、蹴りを入れて呪具で一発。
呪霊を払い終わると、先に終わらせていた伏黒が歩み寄ってきた。
「顔面が無理」
「ああ、分かる」
「……あんた、共感とか出来たわけ?」
「俺のことなんだと思ってんだよ」
「共感能力が著しく乏しい悲しきモンスター」
「喧嘩売ってんのか。……共感されるか共感されないか、どっちがいい」
「二択またかよ!!!!」
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作者名:きゆさずき | 作成日時:2023年8月10日 23時