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2話 ページ2

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「俺もしない派だな」

「あんた女友達居ないでしょ」

「急に野薔薇が伏黒をぶっ刺し始めた」





落ち着けよ、と野薔薇の肩を叩くが「あたしはあんたのこと下僕だと思ってるし」なんて唱えた。


「それ以上喋んな」と怪我をしそうなぐらい鋭い視線を野薔薇に向ける伏黒。



そんなにキレるなんて、野薔薇が言ったこと図星だったのかな。


それとも野薔薇に下僕と言われたことがめちゃめちゃ腹立ったのかな。





「で、乙原は?」

「へ?」

「男女の友情が成立するかしないか、どっちだ?」





これが、伏黒から私への二択ラッシュのスタートラインだった。





「んー、まあしないかな、私も」

「ふーん?」





素直に意見を述べただけなのに、急ににやにやし出した野薔薇。


なに、と軽く体を引く。すると野薔薇は口を開いた。





「じゃあ伏黒は恋愛対象に入るわけ?」

「え、まあ今の話の流れだったら入るよ」

「じゃあ虎杖は?」





その質問が投げ掛けられた瞬間、緊迫した教室内。


本当に謎、と小首を傾げながら、肯定を表す頷きをした。





「そりゃまあ、伏黒が入るんだったら入るでしょ」

「へーえ??」

「なに、さっきから」





怪訝そうに言うと、また「いーや??」と似たような返事が来る。


問い詰めたかったが、五条先生が「恋話〜?僕も入れてよぅ!」とナメクジ顔負けの気持ち悪さで言ってその場は収まった。





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作者名:きゆさずき | 作成日時:2023年8月10日 23時

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