スマホ片手に大正へ 弐【鬼滅の刃】

50話：おまっ、許さないぜっ！！！ ページ4

　
　




『ぐお、』


　

なんとか炭治郎をなだめ、ダッシュでたどり着いたのは山だった、そう山。



　


まあ、全力ダッシュ1キロはキツかった。え？どこにそんな体力あるのか？？皆さんお忘れだろうか………私は無理やり炭治郎に気絶させられた国の民だぞ？そんなんまる2日3日寝たんだぞ？Aちゃんだぜぇ〜？ワイルドだろ〜？


　


ちなみに通り過ぎそうになったら制服のブラウスの襟思いっきり引っ張られた。ぐお、とはその時のおとです。



　




『はあ、ついたの？、うおいっ！！！』


　



バンっ、っと大きな音とともに扉が吹っ飛んだ。扉が吹っ飛んだっ！？！？

　


『ッテkyaaaaaaaa鬼かわっっ！！』


　


すると超絶可愛い女の子が足蹴りをカマシ出てきたではありませんか！？ほんとかわよっ！！


　



叫び声が英語表記になったのは私の思考回路が一瞬米国まで飛んだからです。ほんと戻ってきてくれて良かった。世界一一瞬の世界旅行だったよ。


　



「ね、禰豆子っ！？！？起きたのか！」


　

『わお、こんな兄にしてこの妹なの？まじか、え、遺伝子仕事してる？？』




　



トテトテと炭治郎に寄っていく禰豆子ちゃん？妹？は崩れ落ちる炭治郎を抱きしめた。

　





「ね、禰豆子ぉぉぉ！お前なんで急に寝るんだよぉぉぉ！死んだかと思っただろぉ！」


「むう」


　


いや、感動的。ヤバイヤバイめっちゃもうフィクション並に感動。涙やばい。嫌なんでこんな感動的に演出？できるの？？BGMさえ聞こえてくるし？エフェクトもかかってますよ！？


　

感動の再会？を涙目で眺めていると、炭治郎と同じような服を着た天狗の面の人が出てきて………んんん？？天 狗 の 面 ？

　



そっか、うん天狗の面か………皆さんキャラがイ○トの眉毛並みに濃ゆいですね。




　




溢れる兄妹愛の世界に親？変りの人が参加したことによって本当に超絶いい雰囲気出てる。私愛し合ってるヒロインとヒーローの間に割って入る悪役並みに邪魔してる。もう吐く息すら邪魔してるよ？？


　


逃げても炭治郎(ヤンデレ)にいつか捕まることは分かってるし…………そうだ！心の拠り所を…………！




　




私のようにこの雰囲気を邪魔しとるのは…………



　



A 周りの草木


B 壊れた引き戸


C 私の動く心臓









はい、チクタクチクタクドーン。







そうですそうです！Bですね！




では直しに行こうっ！！！(謎テンション)

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