いつもの朝 ページ1
し｢おはよ…ふぁ…はぁ｣
｢おはようしるこさん。昨日も遅かったの？｣
し｢いや、ちょっとお酒飲みすぎちゃった｣
ぺたぺたと階段をおりる音はまるで成人男性とは思えないほど幼くて、私より頭ひとつ分大きいしるこさんは大きな欠伸をしながらテーブルについた。
し｢今日の朝ごはんなに？｣
｢ホットケーキ。はこたろーさんが作っててくれたみたいだよ｣
し｢まじ？さすがだよなうちのはこたろーは｣
｢ほら、早く食べないと。もう皆事務所行ってるよ｣
温めたパンケーキに蜂蜜とバターを乗せて、いただきますとにこやかに食べ始めた。水を使うともちもちになるんだよ、と教えてくれたとおり、もちもちで美味しいー！と口の中をリスのようにパンパンに詰めてしるこさんは食べ進めた。
はこたろーさんは今朝2種類作ってくれて、私は牛乳が入ったふわふわの方を食べた。そちらも朝から余裕で幸福度が満タンになるまで上がるほど美味しかった。
み｢Aさん、このコップはこっち？｣
｢そうです、ありがとうございます｣
み｢いいよいいよ。ほら、今の間にメイクしちゃいなさい｣
ミントスさんのお言葉に甘えて、私は動きやすいジーンズとグレーのロゴTシャツに着替えた。机には私の大好きなミルク多めのアイスカフェラテが置いてあった。
み｢じゃあ自分、お先です｣
｢はい、後で追いつきます！｣
し｢んまぁ、まじではこたろー3人いれば家建つよね｣
｢早く食べて｣
最後の一口まで名残惜しそうに食べたしるこさん。
部屋に戻ったと思えば、10分後にはすらっとしたイケメンが出てくるんだから驚きだ。そのまま歯を磨きに行ったしるこさんは大声で私に話しかけた
し｢あ、寝癖ついてる。A〜ヘアセット手伝って〜｣
｢声が大きい！もうちょいでメイク終わるから待ってて｣
どこまで行ってもふわっふわした人だ全く。
最近買った新しいオレンジブラウンのリップを引くと、私も洗面台へ向かった。
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きのこ丸(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます！ (2022年8月7日 5時) (
レス) @page12 id: 8169aa2d03 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 続きが楽しみです！頑張ってください！！ (2022年8月3日 19時) (レス) @page2 id: 61fd28e57c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ丸 | 作成日時：2022年8月3日 4時
