ヤキモチ2 ページ3
「あら、あやねちゃん1人？」
優しく声をかけてくれる麗奈さん。
『麗奈さぁん…』
半泣きの私を見かねてか、席に座るように促し、お酒を出してくれた。
「で、一体どうしたっていうの」
『いや、全部一馬くんが悪いんですよ！
他の女性のことは庇うのに私のことは放置とか！！！』
「話が見えないけど…。まぁ、それはあやねちゃんのことを信頼してのことじゃないかしら？」
『信頼………要らない信頼ですね。私だってこれでも女の端くれなんですから、好きな人には守って欲しいのに…………』
「だって、桐生ちゃん」
『！？』
慌てて麗奈さんの視線の方を振り返ると、そこには一馬くんがいた。
『一馬くん…』
「あやね、悪かったな」
『別に…あれくらい、余裕だもん』
プイッとそっぽを向く私。
こういうとこが可愛くないって分かってても、人間、簡単には直せない。
すると、背中に温もりと、何か当たった感触が。
振り返ると、一馬くんが私を抱きしめていた。
『一馬くん…？』
「俺は別に、お前のことを大切に思っていないわけじゃないんだ。本当に悪いことをしたな」
そう言って、私の頬にキスをしてくれた。
『口じゃないの…？
そういうところ、奥手だよね。一馬くん』
照れ隠しで、からかうように笑いう私。
すると、
ガタッ
『！？』
いきなり私の腕を掴んで椅子から立ち上がらせる一馬くん。
『一馬くん！？ど、どうし…』
「お前、男はみんな狼だって、誰かに習わなかったのか？」
『は…？ちょ、意味わかんな…』
「すぐに意味くらい分かるさ」
「桐生ちゃん」
押し問答を繰り広げる私達に麗奈さんが声をかける。
「まだ明るいし、あやねちゃんには明日のシフト頼んであるんだから、ほどほどにしなさいよ」
そう言って笑いながら店を出て行く私たちを見送っていた。
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和葉(プロフ) - 死が2人を分かつまでってもしかして、、、、禁◯ｧﾝ、、！？ (11月5日 7時) (
レス) @page5 id: 8b91287492 (このIDを非表示/違反報告)
帝(プロフ) - 桐生ちゃんは.....アフター後、必ずホテルで解散する.....深く考えてはいけない........ (2019年9月17日 23時) (レス) id: 7dceac198a (このIDを非表示/違反報告)
コハク - はじめまして。桐生ちゃん大好きなコハクと申します。数少ない桐生ちゃんの夢を発見して、喜んでいました。主人公に甘々なお話、大好きです。まだ残暑残ってますが、体調にお気をつけて、またお話お願いします。長文失礼しました。 (2019年9月3日 22時) (レス) id: fdcb4bff8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐村アスカ | 作成日時：2019年6月29日 12時
