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お母さんみたい ページ2

「ぬらりに会いたい…」







俺は今、
仕事をしている。



イスの上で体育座りしながら。






別にぬらりに会えないわけじゃない。


たぶん呼んだらすぐに来てくれる。





でも、

なんか最近すぐに寂しくなっちゃう…。






「ぬらり…」







ぽんぽん、





「へ…?」






頭にあったかい感覚がして


振り向いたらぬらりが俺の頭をなでてた。





「貴方むかしから寂しさに耐えられなくなる時があるでしょう」



ぽん、ぽん、




「ふぇ……っ」



ポロポロと涙がこぼれていく。




「まったく、まだまだ子どもなんですから」



「こどもじゃない…

けど、
ちょっと前にも寂しくて泣いちゃったからなぁ…ぐすっ」




ぬらりの手、落ち着く…。


Aやオロチに撫でられても嬉しいけど、
ぬらりの手は冬の日のココアみたいにあったかい。





そういえば俺を育ててくれたのはじっちゃんとぬらりとAだから、


ぬらりは俺のお母さんみたいなものなんだなぁ。

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作品ジャンル:ギャグ
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作者名:京ミア | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年10月25日 1時

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