天才医師の難病【トラファルガー・ロー】 (ページ10)

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9話ページ10

A「ハー…よし、終わり」

ライ「おつかれっしたー」

レン「おつ～」

　海賊討伐終わり
　さて、船長さんをしめあげますか

ライ「全員、帰っていーよー」

「「はーい」」

レン「マイ、けがはないか? 病院にバン君いるから迎えに行ってあげて」

マイ「あ、うん!」

　街の住人、全員が仕事場へ戻ったのを確認して船長の胸ぐらをつかむ

A「…誰の差し金だ」

「は?」

A「ビックマムか? カイドウか? 黒ひげか? 赤髪か?」

「………っ;」

A「…言え!!!」

「ひっ! あ、アイリーン家だよォ!! も、もういいだろ!?」

A「なっ…」

　胸ぐらを掴んでいた手を離し立ち上がる
　回れ右をして、乗馬する

A「帰るなら、帰れよ。もう、この島に来るな…。ライ」

ライ「ん?」

A「船のどこかにエターナルポースがあるはずだ。壊せ」

ライ「あいよ」

A「レン、船員船に乗せてやれ」

レン「うぃ。投げ込むぞ～」

シャチ「俺ら…必要あった?」

ペン「なかった」

ベポ「あい…」

～☆～

　片付けが終わり、病院に戻る
　刀を机に立てかけて、点滴の代えを持って302号室へ

A「………(呼吸安定、脈拍心拍数も安定している。熱は、まだ38度…)」

　カルテに書き込みスタッフルームへ戻る
　リュウという人物は、院内の受付を担当している。医学知識は人並みにはある
　しかし、めったに会わない

レン「あ、院長。どう? 海賊は」

A「ああ、まァ熱が下がって意識が戻れば後は恒例の検査だ」

レン「今回は、どこに「代償」が発生するかなー」

ライ「前は、足だったぜ? 治るのに、2週間くらい」

A「代償つっても、すぐに治るからな」

レイ「兄さん、また患者さん口説いただろ? 俺んとこ来て焦ったんだけど」

レン「あー? 口説いてねェよ。第一、俺には奥さん居るの。子供も居るの。もう口説かねェよ」

ライ「マイちゃん、可愛いよね～」

　そう、マイはレンの家内だ
　バンはレンの子供。レイは叔父にあたる

レイ「えー? じゃあ、あの人何だったんだろ。手紙渡されて帰ったんだけど」

レン「手紙ィ? どれ…」

　レイから手紙を受け取り広げて読むレン

レン「あー、こりゃこの前の患者の「お礼の手紙」だ」

A「貸してみろ」

レン「ん」

　レンから手紙を受け取って、手紙を読む
　以前、白内障手術を受けた患者のようだ