天才医師の難病【トラファルガー・ロー】 (ページ8)

今日:21 hit、昨日:13 hit、合計:80,505 hit

7話ページ8

ペン「俺達が居たら意識が戻らねェってどういう事だよ!?」

A「都合のいい夢は邪魔されると、ズルズル夢に引きこまれていく。この病気に関してはな」

シャチ「邪魔って…具体的には?」

A「まァ、その日の出来事くらいは話したって支障はない。むしろ話せ、現実の方が楽しいと思わせるためにな。
　それ以外じゃ話さねェほうがいいな、夢は自分が都合のいいように変えられる」

　この症例については、言葉では言い表しにくい
　言葉に表すと理解しにくい。自分自身でもだ

ベポ「うーーん…つまり、俺がキャプテンと遊ぶ夢を見てたのをペンギンが起こして邪魔する。みたいなの?」

A「そんなもんだ」

　なるほど、そういう表し方があるか…

「ど…ドクタァア～～～～!!」

　パタパタと体重の軽い足音がする
　足を止めて、足音の方を見る

A「! バン!? どうした、病院は走っちゃ駄目だろ」

バン「ごめ、ゴメンナサイ…。じゃなくって!! 助けて、ドクター! ママが、ママが死んじゃう!」

A「!?」

　マイ…
　病気も持ってねェアイツが死に直面してるなんて…

　海賊しか考えられねェな

シャチ「ママが死ぬって…病気かなんかか?」

A「何人だ」

バン「え、えーっと…とにかくいっぱい!! 街の人達も手が出せないんだ!」

A「……今日は眼科と整形が午前診断の日だったな。おい、海賊! ついてこい!!」

「「ええ!!?」」

A「バン、お前はここに居るんだ」

～☆～

　走って、スタッフルームへ
　院長席から自分の刀を掴む

A「レン、ライ! 行くぞ!!」

レン／ライ「あいよ!／おう!!」

　外に出ると、牧場から拝借した馬に鞍がついていた
　牧場主がつけてくれたのか…ありがたい

A「おい、こっちに1人乗れ!」

ライ／レン「ピーーーー!!」

　2人が同時に口笛を吹く
　数十秒して、2匹の動物が

ライ「俺の方にも1人だ」

レン「俺も」

「「……;;」」

　やってきたのは、虎と狼
　この島の動物は、来た時から人懐っこく大人2人は余裕でのせれる大きさをしている

　それについては、まだ解明できていない