天才医師の難病【トラファルガー・ロー】 (ページ41)

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40話　ノーサイド　　※イラスト追加ページ41

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
＿＿＿＿＿ドンッ

　静かな山に木霊する一つの銃声と人の倒れる音

ロー「!! ル、"ROOM"!! "シャンブルズ"」

「うぉっ!?」

ロー「テメェか!! Aを撃ったのは!!」

「あ、ああ! そうだよ!! 俺は金で雇われただけだ!! 関係ねェよっ!」

ロー「……!!」

　ローは掴んでいた胸ぐらを離して、男を投げ捨てる
　刀をその場に放り投げ倒れたAに近寄る

ロー「おい! しっかりしろ!!」

A「……。あァ……お前か……」

　視点の定まらない目でローえお見つめるA
　傷口からはドクドクと血が流れ出ている

ロー「待ってろ! すぐに俺の能力で…!」

　能力を発動させようとするローの腕を掴むA

A「何も…しなくていい」

ロー「なっ…! お前なァ!」

A「……弾は貫通してんだ。もう、何やったって無駄だよ……。おまけに心臓貫いてやがる…」

ロー「だが……!!」

A「自分の最後くらいわかる………。そんな顔をするな、どうせ俺の親の策略だ」

　ローの頬に手をそえるA
　ローは眉をしかめ悲しげな表情を浮かべている

A「最期に見るのがお前の顔とはな……。最高だ……、皆には…こんな姿、見せられない……からな……」

　スッと目を閉じるA

ロー「おい、目を閉じるな…! おい!!」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　その呼び声むなしく、Aがこの後目を開く事は…

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　2度とない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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