天才医師の難病【トラファルガー・ロー】 (ページ40)

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39話ページ40

あのまま船に乗り島へと帰った
　麦わらはエターナルポースを持って次の島へと向かった

A「……」

　俺達の住む島の中心に俺の病院はある
　そして、病院の北側に小高い山がありその麓に俺達医者の住む街があり山には墓がある

　俺は、その墓の中の１つの前に花束を持って佇んでいる
　久しぶりに此処に来た
　花束は墓石の前に置き、俺はその場に座った

＿＿＿＿ザッ……

A「!」

ロー「ここに居たか。レオン屋…」

A「お前か」

ロー「……。誰の墓だ」

A「俺達の恩師の墓。この島に着いてから俺達が医者になって帰って来るまで、この島を住める場所に変えてくれた」

ロー「恩師……」

A「ああ。恩師…」

　立ち上がって着ていた白衣の懐からボトルを取り出し、墓石に中の酒をかける
　恩師である人が大好きだった酒。名前を考える前に亡くなってしまったけど…
　俺達が生涯忘れてはいけない人

A「なァ…。名無しだったアンタに名前を考えたんだ。"ベネファクト" 恩人って意味があるんだって

　それとな…もうひとつ報告があるんだ」

ロー「!」

A「これは、俺独断の決定なんだけど…」

ロー「……」

A「俺、医者…辞めるよ」

ロー「は?」

A「今日の朝刊、まだ院内の皆には見せてないんだけど…。俺が新聞記事に上がってた。"天竜人を騙した女"って…。今は、大丈夫かもしれないけど多分後々厄介になると思うんだ

　だから、医者辞めて旅に出ようと思う。皆に迷惑かけずに済むし、この島に海軍が来た時ややこしい事にならずに済む。だから＿＿＿」

＿＿＿＿ガサッ…
　
　
ロー「!!! 危ねェ!! A!!」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
＿＿＿＿＿ドンッ