天才医師の難病【トラファルガー・ロー】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:80,473 hit

3話ページ4

A「電伝虫、全部繋げー」

「はい!」

　海賊が出港したのを確認し、牧場から馬を1頭拝借し病院へ帰った
　牧場主は、馬をくれるといった。断ったが、押しに負け貰う事にした

A「あーあーあー…。よし、聞こえてるな。全員、今からここに海賊が数名来る。だが、危害は加えないそうだ。何かあれば俺が何とかする、信じていつも通り普通に院内で過ごしてほしい
　繰り返す、海賊が来ても平穏を保て。何かあれば俺がなんとかする。以上だ」

　電伝虫の受話器を置いて、待合室を通りスタッフルームへ

「放送、聞きましたよ～。久しぶりに出動ですかー」

　とライ

「戦闘ではなく、医術で。という意味か?」

　とリュウ

ライ「おうよ!」

A「とりあえずは診察だ。レイ、立ち会え。少し、内科の知識をつけよう」

レイ「はい」

「レオン先生、来ました」

A「おう、第5診療室に案内しろ。すぐに行く」

「はい」

レイ「カルテは海賊用のカルテで?」

A「そうだな、新しいページ足しといてくれ」

～☆～

A「…ソイツか」

「ああ!!」

A「で、患者の名前は?」

「あ、えっと…と、トラファルガー・ロー。です」

A「ん、お前らの名前も聞いておこう」

「俺はペンギン。こっちのキャスケットはシャチ。クマはベポだ」

　カルテの新しいページに名前を記入する
　レイにクマから患者を受け取り、ベッドに寝かせるように指示した

A「…今のところ、見られる症状は?」

ペン「俺が分かる程度は…、咳と発熱、それから息苦しいって言ってた」

A「………。この島に来る前にどこか密林に入ったりは?」

ペン「いや、してない」

レイ「! A先生、"スモーキン"じゃないですか?」

A「…可能性はあるか。この島に来る前、紫がかった霧を吸わなかったか?」

シャチ「あ! あった!! その霧!」

ペン「確かに、その霧の中を突っ切ってきたが…俺達は何もないぞ?」

レイ「その霧は、何故か「能力者」だけがダメージを受けて発熱、咳なんかの風邪とよく似た症状を起こすんです。A先生が名付けて"スモーキン"」