29話 ページ30
A「じゃあ、兄貴は?」
ラル「兄様は…」
＿＿＿コンコンコン…
「「!」」
ノックの後、入ってきたのは兄貴だった
A「…マアト」
マアト「初めてだな。兄妹揃うのは…」
A「俺は来たくて来たんじゃない」
マアト「……そうか。で、何の話をしてたんだ?」
ラル「私を演じるのに必要な事教えてた」
マアト「そうか」
俺は2人から少し離れて壁に背中を預ける
腕を組んで目は逸らした
A「……なァ。兄貴はさ、何か強制的に結婚させられそうな事ないのか?」
マアト「俺は……王族の娘との縁談がまとめり始めてる…」
A「あんたは他に結婚考えてる人居ねェのかよ」
マアト「…同じ貴族の……ある人と、5年近く付き合ってる……」
A「んだよ…それ……」
俺に新しく生まれた感情があった
親に対する更なる「絶望」、兄弟に対する「同情」
A「お前ら、それでいいのかよ…」
「「……」」
A「本当に好きな奴と一緒になれなくていいのかよ!!!」
ラル「………」
マアト「…親には……逆らえない」
A「……」
俺は迷った
俺がやろうとしている事を話していいのか、話すべきなのか
A「……俺は」
ラル「? どうしたの?」
A「俺は、アイツ等には絶対に従わねェ…。あいつ等の思い通りにさせてたまるか……!」
話してもいいかもしれない
協力してくれるかもしれない
そんな気がしたから…
A「俺は、この計画を……潰しにかかる!!」
ラル「え…」
マアト「本気か!?」
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あっぴん - 続き、気になります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年12月21日 10時) (
レス) id: ba3a54c09d (このIDを非表示/違反報告)
YUNASIKA - 騎琉唖さん» みょやぁ！？←何奴w 続編、楽しみにしてますね！ (2014年8月9日 12時) (レス) id: 71963e7d09 (このIDを非表示/違反報告)
いんみ(プロフ) - 騎琉唖さん» まぁかっこいいんですけど (2014年8月8日 0時) (レス) id: 19e4976723 (このIDを非表示/違反報告)
騎琉唖(プロフ) - ゆきねこさん» どうなっちゃうんでしょう← (2014年8月7日 23時) (レス) id: a95afd6e4b (このIDを非表示/違反報告)
騎琉唖(プロフ) - エルさん» 乱入バッチコイ(｀・ω・´) (2014年8月7日 23時) (レス) id: a95afd6e4b (このIDを非表示/違反報告)
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