天才医師の難病【トラファルガー・ロー】 (ページ3)

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2話ページ3

A「ちょっと、チクッとするが我慢だぞー」

「うっ…」

　目じりに涙を浮かべながらも、注射独特の痛みを我慢するバン
　風邪予防の注射を親と受けに来た

A「……はい、頑張ったな! ご褒美に、シールあげよう」

バン「! ありがとう!! ドクター!!」

A「風邪、ひくなよ? バン」

バン「うん!! お注射したから大丈夫!」

A「ははは、そうか! 今日1日は運動禁止だ、マイしっかり見とけよ」

マイ「オッケー!」

　クシャっとバンの頭を撫でて、母親マイに言っておく

＿＿＿ダダダダダ……バァン!

A「! どうした!! 緊急事態か!?」

「ッハァ…! ハァ…! し、島の沖に…!」

A「? 分かった落ち着け。島の沖だな、すぐに向かおう。フウガに内科は代わってもらってくれ」

「はい!」

A「で、北か?」

「はい! 北側です!!」

　椅子から立ちあって、奥に引っ込む
　院長室、まァ自室へ戻って刀を持ち走って北側へ

～☆～

A「ハァ…ハァ…! どうした!」

「ドクター!! あれ!」

A「……海賊船?」

　帆を張って港に泊まっている船
　回族旗をかかげているのをみると海賊のようだ

「だから!! 俺達は危害を加えに来たんじゃないんだって!!」

「この島の医者に用があるんだって!!」

A「医者に用事だと?」

　キャスケットとペンギン帽が懸命に島に入る許可を得ようとしていた
　本当に危害を加えるつもりはなさそうだ

A「全員、仕事場に帰れ! 後は俺がやる!!」

「「…はい／わかりました／うーす」」

A「…………………。すまなかったな、ここじゃ目だつ。島の東に入り組んだ場所がある。そこに船を泊めていろ」

「…分かった」

　とペンギン帽

A「患者が居るんだな。すぐに病院に来い、全員には説明しておく」

「ありがとう……」

　とキャスケット