堕ちた海軍大将２【トラファルガー・ロー】 (ページ19)

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第67話　ローside ページ19

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
A「ハァ……ハァ……」

ロー「おい、どうした」

A「っ…なん、でも…ないっ」

ルフィ「おい、すごい汗だぞ!? い、医者! チョッパーーーーー!!」

　汗と頬が紅潮している。熱があるのか?
　手先の少し痺れているように見える

ロー「おい、シーザー!!」

シーザー「シュロロロロ……やっと効いてきやがったか」

ルフィ「お前ェ! Aになんかしたのか!?」

シーザー「まァな…。麻痺性の毒物さ、なァに死にゃしねェよ。ちょっと"ミズミズの実"の能力を試しただけだ、しばらくは体が痺れて熱が出てるだろうぜ。動けるかどうかは、ソイツの気力次第だがな」

「「!!!!」」

A「っ～…! やっぱりか…!!」

　「やっぱりか」って…コイツ、薄々気づいていたのか!?
　だったら何で早くに言わねェんだよ……!!

シーザー「シュロロロロ……。モネ! 映像を出せ」

モネ「はい」

シーザー「しかし、てめェんとこの部下くらいしっかり止めといて欲しいもんだ。ヴェルゴ。スモーカーがここへ来た時ゃ冷や汗をかいた」

ヴェルゴ「ああ…"野犬"なんだ…。手に負えない。＿＿だが、それも今日までの話…!!」

シーザー「お前もいいザマだ…ロー。シュロロロロ…!! ヴェルゴには…手も足も出なかったんじゃねェかァ!? お前との"契約"が役に立った様だ…」

A「契約……?」

ロー「………」

　俺の心臓をシーザーに渡し、モネの心臓を俺があずかる
　互いの絶対的急所を掴みあう"契約"

シーザー「やはり人は信用するものじゃない。自業自得というやつだ。身をもってわかったハズだが、お前の心臓はヴェルゴが持ってる」

ロー「!! うわァっ!!!」

ルフィ「え!!?」

A「………!!」

シーザー「さすがのお前でも気づき様がなかったろうが、モネが気を利かし姿を変えてお前を尾行していた…」

ロー「………」

　ﾁｯ…
　容赦なく握りやがって……!!

シーザー「話は筒抜けだ…!! 俺は残念だぞ、ロー…。せっかく、いい友人にねれたと思っていたのに…!!」

ロー「優秀な秘書に救われたな…。もっとモネを警戒しておくべきだった。"Ｍ"があんまりマヌケなんでナメきってたよ」

シーザー「……!! ふんァ!!」

ロー「うァア!!」

　にゃろ……!!

シーザー「口を慎め小僧がァ!!!」

ロー「……く……!!」