堕ちた海軍大将【トラファルガー・ロー】 (ページ46)

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第44話ページ46

茶ひげ「アイツのおかげで俺は両足を失い、海賊をやれなくなった…!! 仲間も壊滅的、命からがら逃げだして、辿り着いたのがこのパンクハザードよ!! お前らここが何だか知ってんのか!?」

A「私は知っているぞ。＿＿その昔は、緑が青々と茂る生命の宝庫」

　海兵時代、この島についての資料を読み漁ったことがある
　理由は特になかったが、言うならば暇つぶし

ルフィ「ここが!?」

ゾロ「見る影もねェな…」

A「ここは元々、政府の科学者ベガパンクの実験施設。"兵器" "薬物"の開発と実験が繰り返されていた場所だ。
　島には監獄代わりに一部の囚人が連れて来られていた」

ウソップ「何のために?」

A「…それは、資料にも」

　分からない。の意味を込めて首を左右に振る

茶ひげ「モルモットのように「人体実験」されていたらしい……!! ところが4年前ベガパンク兵器の実験に失敗し、三つあった研究所の二つが吹き飛んだ…!!
　ここがその研究所跡だ!!!」

「「!?」」

ゾロ「道理でメチャクチャなわけだ…!!」

茶ひげ「爆発は高熱と有毒物質をまき散らし島の命という命を奪い去った。だが、その状況で政府の奴等は実験体の囚人達を置き去りに１人残らず逃げ出して島を完全に封鎖しちまったんだ」

A「仕方ないだろう…! 政府の方針には逆らえない」

茶ひげ「ちょくちょく説明してくれるが、お前はいったい何者だ!?」

ルフィ「俺の姉ちゃんだよ。あ、あと元海軍大将」

　私の代わりに説明してくれるルフィ
　茶ひげは声も出ない驚き方をしていたが、すぐに話に戻った

茶ひげ「残された囚人達は唯一形をとどめた研究所に立て籠もり、島中に立ち籠める毒ガスから身を守っていたそうだ。
　死ななかった者達も強力な神経ガスのせいで主に下半身の自由を奪われ、とても未来に希望などはなかった……!!

　だが、そうして1年が過ぎた頃…この島へ降り立ったのが慈悲深き我らが"Ｍ"だ…!! 彼は特殊な能力で島中の毒ガスを浄化し、歩く事もできなくなっていた囚人達に科学力の足を与え…
　部下として受け入れてくれたんだ!!」

ﾌﾗﾝｷｰ「うおーーー!! マスタ――!!」

ﾁｮｯﾊﾟｰ「マスタ～～!!」