堕ちた海軍大将【トラファルガー・ロー】 (ページ34)

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第32話ページ34

A「……ﾊｧ」

「「……」」

ゾロ「大分、ショックなんだろうな。ここ最近ずっとあんな調子だ」

サンジ「そりゃ、恩師が死んだんだ。すぐには立ち直れねェだろうよ」

　あの日から1週間が経った
　ここ最近、ため息ばっかりついているのは別に先生の事を引きずっているからではないのだが…

　実をいえば何かローからの連絡がないのが寂しいというか、何というか
　うん。なんか寂しいのである。声でもいいから聞かせてほしいのだがそう簡単にはいかない

『プォホーー! プォッホーーー!!』

ルフィ「おーい。コレ何だ、電伝虫が泣きだした!! おい、どうした。腹でも痛ェのか!?」

サンジ「バカそりゃ「緊急信号」だ!! 誰かが助けを求めてる!!」

ルフィ「じゃ取れば通じるのか?」

ロビン「待ってルフィ!! 「緊急信号」の信憑性は50％以下よ!」

A「海軍がよく使う"罠"の可能性も高い。出て盗聴されりゃ圏内に居るとバレる」

ウソップ「流石ロビンとA!! ここは慎重に考えてから」

ルフィ「もしもし、俺はルフィ!! 海賊王になる男だ!!!」

　忠告を聞くこともなくルフィは電伝虫を取った

ウソップ「早いし喋りすぎだァ!!!」

『助けてくれェーーーー!!!』

ルフィ「!」

『あァ…寒い…ボスですか…!?』

ルフィ「いやボスじゃねェぞ。そこ寒いのか!?」

『仲間達が…次々に斬られてく…! サムライに殺されるーーーー!!! ハァ…』

ルフィ「おい!! お前名前は!? そこどこだ!!?」

『誰でもいいから助けて…ここは「パンクハザード」!!!』

A「! どけ!」

ルフィ「うわっ」

　受話器を持っていたルフィを押しのけて受話器を奪い取る

A「テメェ、嘘言ってんじゃねェよ!!! 正直に"本当の島"の名前を言え!! パンクハザードなわｋ」

『ギャァアアア!!!』

「「うわぁぁああ!! やられたァ!!」」

A「ﾁｯ…」